2018 Fiscal Year Annual Research Report
A positivist Study on the literature magazine network in the Southern France after Vichy France
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16K02531
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
重見 晋也 名古屋大学, 人文学研究科, 准教授 (40303573)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | ドイツ占領下フランス / 文芸誌ネットワーク / フランス南部 / 検閲 |
Outline of Annual Research Achievements |
2018年9月11日から18日までの日程で、リヨン市立アーカイブ(以下、AML)、ローヌ県立アーカイブ(以下、ADRA)等にて資料調査をおこなった。AMLとADRAでは、主として、検閲の指示書と検閲された雑誌の原本などの資料を閲覧・収集した。これらの資料は、調査を実施したアーカイブでも把握していない資料であり、学術的価値の高い資料の発見であったと評価することができる。 リヨンでの調査に続いてエクス=マルセイユ大学と同大文学部の研究グループCIELAMが主催する国際研究集会Discours antisemite et litterature pendant les annees de guerreに参加し、本研究代表者"La revue Confluences dans les reseau des revues litteraires dans le Sud de la France sous l'Occupation allemande"という題目で研究報告をおこなった。研究代表者の発表も含めてその成果は、エクス=マルセイユ大学出版より2019年に刊行予定である。 また、フランス滞在の最後にはパリにて、エクス=マルセイユ大学の名誉教授クロード・ペレス先生とフランス国立図書館フランソワ・ミッテラン館にて、カーン(フランス)のIMECに所属するクレール・ポーランとの連携を含めた今後の研究の展開について意見交換をおこなった。 9月22日には、名古屋大学にて「ドイツ占領下におけるフランス文化」と題する研究集会を開催した。講師として、近年ドイツ占領下のフランス映画について研究している永田道弘(愛知大学)とジロドゥ演劇を専門とする間瀬幸江(宮城学院女子大学)を招聘した。同研究会の内容については、本研究計画の全体をまとめた『科学研究費補助金報告書』に論文を掲載し、成果を公表している。
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Research Products
(3 results)