2018 Fiscal Year Annual Research Report
Interacted Views towards Asia between Okakura Tenshin and Rabindranath Tagore
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16K02602
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Research Institution | Tokyo University of Foreign Studies |
Principal Investigator |
外川 昌彦 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 教授 (70325207)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | インド / ベンガル / タゴール / 岡倉天心 / スワーミー・ヴィヴェーカーナンダ / 文化交流 / アジア |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、計画の最終年度として、これまで収集された資料の精査と分析、関連する研究成果のための学会や研究会での報告、及び成果の取りまとめに向けた論文等の執筆を行った。特に、本計画に関わる研究報告、及び関連領域の報告として、本年度は国内、及び海外での学会・研究会などで4回の報告を行い、今後さらに4回の報告が予定されている。そのうち、アジア学会のデリー大会(2018年7月7日)では、パネル・セッションの一部として、The Bodhgaya Restoration Movement by Aanagarika Dharmapala and Japanese Buddhistと題して報告を行い、特に仏教聖地ブッダガヤでのダルマパーラの活動から、岡倉天心をはじめとした日本人との交流や、ヴィヴェーカーナンダらのインド知識人との関りについて検証した。また、デリー大学の現代言語学部では、Okakura Tenshin (Kakuzo) and Rabindranath Tagore in Shantiniketan: Beginning of Tagore's Center for International Exchangesと題する招待講演会(2018年4月26日)を行い、岡倉天心とタゴールとの初期の交流の経緯を再検証する報告を行った。カルカッタ大学仏教研究学部の招待講演(2018年8月14日)では、特にベンガル知識人との交流について検証し、ロビンドロバロティ大学社会学部では、Two Majars in Bengal: A Sociological Perspective of Syncretistic Tradition in South Asiaと題する招待講演(2018年8月13日)を行い、ベンガル地方の宗教伝統の背景として、多様な宗教文化に関わる習合現象の今日的な問題を論じた。
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Research Products
(10 results)