2018 Fiscal Year Annual Research Report
he inter-relation of the international P.E.N. and literary history of the world: Japan-China-India diplomacy and history of the British commonwealth and Europe
Project/Area Number |
16K02607
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Research Institution | Kokushikan University |
Principal Investigator |
目野 由希 国士舘大学, 体育学部, 准教授 (20338289)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤井 毅 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 教授 (20199285)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 戦前期日本ペン倶楽部 / 日印交流史 / イギリス連邦史 / インドペンクラブ / 神智学協会 / インド文学者 / 日中印関係史 / 国際ペンクラブ |
Outline of Annual Research Achievements |
2016年度は研究会を3回行った後、2017年1月28日、インド・ハイデラバードから、ハイデラバード英語外国語大学(EFLU)のタリク・シェーク助教授を招聘し、インド側の史資料に基づく討議を行った(於東京外国語大学本郷サテライト3階セミナー室)。成果の新規性と重要性は目覚しく、研究会ではこのタリク・シェーク発表は改めて英語圏で発表したいという結論に至った。また目野は江口眞規に、2017年2月、ブリティッシュ・ライブラリー(BL)での一次資料クロスチェックを依頼し、多面的な成果を得た。 2017年度には、モハンマド・モインウッディンと岡和田晃2名を、資料調査のためインド派遣。この日程が、日印友好交流年行事のデリー・ネール両大学の日印文学研究国際会議の9月16日と重なった。彼らはここに参加し、在インド日本大使館関係者や国際交流基金職員、デリー大学教員や大学院生と学術交流を行えた。この年も、関西大学の増田周子に口頭発表を依頼した研究会を開催。また、目野が2017年9月24日、第7回世界文学・語圏横断ネットワーク研究集会で「1954年ロンドンにおける亡命ペン作家作品集刊行に至るまでの国際ペンクラブ・ロンドン本部と欧州史」発表を行った。 2018年7~8月、タリク・シェークにBLでの一次資料クロスチェックを依頼。この時、彼は先の東京での研究会発表に基づき、BL内で講演、好評を博す。9月、目野が評論家の夏葉薫を伴いEFLU出張。本件共同研究の成果についてセミナーを行い、インドで成果と知見を共有。2019年1月27日、東京外国語大学本郷サテライトで、タリク・シェーク他を招き国際研究集会(使用言語は英語)。3月には目野が、「戦前期日本ペン倶楽部と戦前期中国ペン倶楽部」発表(第10回世界文学・語圏横断ネットワーク研究集会)。 さらにここまでの成果を単著にまとめ、3月、鼎書房より刊行した。
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Research Products
(6 results)