2020 Fiscal Year Research-status Report
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16K02636
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Research Institution | Chubu University |
Principal Investigator |
武藤 彩加 中部大学, 人文学部, 教授 (00412809)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 五感 / 味を表す表現 / オノマトペ / おいしさの表現 / 共感覚的比喩 / 食の日本語 / 生理学的普遍 |
Outline of Annual Research Achievements |
ニュージーランドでの調査を準備し、関係者と話し合いを続けてきたが、新型コロナウイルス(COVID19)の感染状況により、断念せざるを得なかった。また、採択されていた国際学会での研究発表も同様の理由により延期となってしまった(第24回ヨーロッパ日本語教師会シンポジウム)。 そこでこれまでのデータをもとに5本の原稿を執筆した。以下に示す2本の他、1本(「お菓子のオノマトペ」)は新書として2021年9月に刊行予定、別の1本は査読中(「味覚の共感覚表現の動機づけ」)、および修正中(「おいしさを表す際に使用される濁音のオノマトペ」)である。 武藤彩加(2021)「おいしさのカタカナ語の類義分析-「スイートな」「ヘルシーな」「フレッシュな」が表す意味」,ポリーザトラウスキー編『五感で楽しむ食の日本語』, 2021年5月刊行予定,くろしお出版. 武藤彩加(2021)「おいしさを表す五感の表現とその動機づけ」東アジア国際言語学会第 8回大会,オンライン開催(2021年2月28日)
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウイルス(COVID19)の感染状況により、当初予定していたニュージーランドでの海外調査を断念せざるを得なかったため。
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Strategy for Future Research Activity |
執筆途中の原稿2本を仕上げ、研究成果のまとめをする(「味覚の共感覚表現の動機づけ」、および「おいしさを表す際に使用される濁音のオノマトペ」)。 さらに5年間の研究成果をまとめ、次の研究調査へと繋げる。
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Causes of Carryover |
海外での研究調査が新型肺炎の感染状況により中止となってしまったたため。 また発表予定であった海外での研究発表(第24回ヨーロッパ日本語教師会シンポジウム)も同じ理由により延期されてしまったため。 科研費で行った研究成果を全て論文化、あるいは口頭発表にて公にすべく、執筆作業と発表準備を進めている。また次の研究計画への結びつけるべく、英語圏での定量調査の計画を業者とともに練っている。
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Research Products
(2 results)