2019 Fiscal Year Annual Research Report
Decomposition of Nouns: Atoms and Classifiers
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16K02645
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Research Institution | Meiji Gakuin University |
Principal Investigator |
平岩 健 明治学院大学, 文学部, 教授 (10572737)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 名詞 / 代名詞 / 不定語 / 分解` / 疑問文 / 局所性 / 裸不定語 / 日本語と琉球語 |
Outline of Annual Research Achievements |
最終年度にあたる本年度は、日本語と沖縄語那覇方言の存在量化表現の比較対照研究、およびさらなる発展として日本語の不定語の内部構造の基礎研究を行なった。尚、予定されていた沖縄語那覇方言のフィールドワーク調査はコロナウイルスの影響で中止を余儀なくされたため行うことができなかった。 9月にはモスクワ大学で開催されたWAFL15において日本語の無条件節における裸不定語の認可についての口頭発表を行った(お茶の水女子大学の中西公子氏との共同研究)。本研究では不定語に必ずしも顕在的量化辞が必要ではないことを明らかにした。論文は来年度出版される予定である。 10月には同じく中西公子氏との共同研究として、裸不定語が示す局所性に関する口頭発表を行った。こちらも論文は来年度出版される予定である。 11月にはMITにおいて開催されたNELS50に参加し、名詞構造の研究者らと研究打ち合わせを行った。 1月にはニューオーリンズで開催された第94回アメリカ言語学会年次大会において、沖縄語那覇方言の存在量化表現の統語構造について研究発表を行い、これらが係結びと削除により派生されることを明らかにした。また、日本語の無条件節における裸不定語の認可についての研究発表を行った(お茶の水女子大学の中西公子氏との共同研究)。大会プロシーディングズに出版された。 これらに加えて、日本語の裸不定語に関する記述的研究(お茶の水女子大学の中西公子氏との共同研究)が2019年11月に刊行された論文集に出版された。また、2019年12月にはCountersluicingに関する論考(小林仁朗氏との共同研究)が国際雑誌Syntaxに出版された。
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Research Products
(9 results)