2018 Fiscal Year Annual Research Report
Basic research on language diffusion policy as cultural diplomacy and domestic minority languages
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16K02706
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Research Institution | Kwansei Gakuin University |
Principal Investigator |
柿原 武史 関西学院大学, 商学部, 教授 (10454927)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
仲 潔 岐阜大学, 教育学部, 准教授 (00441618)
安達 直樹 摂南大学, 外国語学部, 講師 (70749465)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 外国語教育 / 言語政策 / 移民 / 少数言語 / 言語普及 |
Outline of Annual Research Achievements |
2018年度は、前年度までに得られた情報をもとに、資料を分析し、考察を行った。その研究成果をまとめ、報告を行う活動を中心に実施した。セルバンテス文化センターによるスペイン語対外普及活動の基盤となりうるスペイン語の規範整備についての研究成果を研究分担者である安達が研究会(第421回関西スペイン語学研究会)において口頭による報告を行った。スペイン王立言語アカデミアによる規範整備について歴史的考察を行なってきた安達は、具体事例として冗長語の扱いについて報告した。また、国家内の地域少数言語に関する扱いについて、具体例としてガリシア語と対外普及政策およびガリシア移民との関係について、研究代表者である柿原が国際学会(XII Congreso da Asociacion Internacional de Estudos Galegos:第12回国際ガリシア研究学会)における報告を行った。主に移住先の移民社会の高齢化と移民互助組織の統廃合に関する問題と、新たな文化・言語普及活動を始めている組織の事例を取り上げ、ガリシア自治政府やセルバンテス協会との協力関係について現地調査の結果を報告した。また本研究の過程で明らかになった外国語教育における諸問題、特にそのイデオロギー性の問題点について研究分担者の仲が論文、書籍、学会(第71回公開セミナー・シンポジウム、韓国日語教育学会)により報告を行った。さらに仲は主にフィールドをアジアの外国語教育に置いており、具体例として外国語教育と日本語教育、国語教育の反グローバル性について問い直し、教材分析を通して、言語学習者がいかに振舞い、コミュニケーションをとることが期待されているかについて批判的考察を行なった。
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Research Products
(12 results)