2020 Fiscal Year Research-status Report
古代日本語における形容詞述語文主語標示の形態論的研究
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16K02718
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Research Institution | Utsunomiya University |
Principal Investigator |
高山 道代 宇都宮大学, 国際学部, 准教授 (70451705)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 主語名詞 / 形容詞 / 形態論 |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年度は当初の研究計画においては最終年度であったため、前年度までにおこなった感情形容詞の文法的意味と主語名詞の形態的差異についての用例分析を継続して進めつつ、研究結果をまとめる予定であった。しかし、分析範囲の目標に届かず、現在も分析を継続している段階にあり、研究成果をあげることができなかった。関連する先行研究についても継続して収集、検討をおこなっている。2020年度は大学業務が新型ウイルスにより甚大な影響を受け、新たな授業形態への対応に多大な時間をとられることとなった。また、所属大学の改組に伴う学務・教務負担が重なり、研究時間を確保することが極めて困難となったことも、本研究の進捗に影響を与えた。関連して、当該年度には日本政府のダイバーシティ研修事業として宇都宮大学の「女性教員海外派遣制度」が採択され、研究員として8月から9月にパラツキー大学での調査および研修をおこなう予定であったが、海外渡航が困難となったため、3月に調査予定の一部をオンライン形態で実施することとなった。本研究と直接関係するものではないが、チェコ語の名詞の形態変化と用法に関する調査結果は本研究とも一部関係するところがあり、今後の本研究における分析にも生かしていきたいと考える。今後は用例分析にコーパスの利用も検討し、分析にかかる時間の短縮化を図りながら進めたい。また、可能であれば研究補助員を探し、資料整理等の効率化を図りたい。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型ウイルスの影響下、所属大学の新たな授業形態への対応に加え、大学改組に伴う学務・教務負担が重なり、研究時間を確保することが極めて困難となったため。
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Strategy for Future Research Activity |
2021年度も社会的状況は継続して厳しいものと予想され、用例分析の時間の確保が困難であることから、コーパスの利用を検討している。また、可能であれば研究補助員を採用し、資料整理、データ入力等の作業等にかかる時間を短縮できるよう努めたい。
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Causes of Carryover |
昨年度の社会的な状況により、調査および研究会や学会等への参加ができなかったこと、併せて、研究時間の確保が極めて困難な状況にあったことが主な理由としてあげられる。
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