2018 Fiscal Year Annual Research Report
Diachronic aspects of projector constructions in English: Empirical studies from the perspective of constructionalization
Project/Area Number |
16K02781
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Research Institution | Meiji University |
Principal Investigator |
柴崎 礼士郎 明治大学, 総合数理学部, 専任教授 (50412854)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 歴史言語学 / 構文化 / 破格構文 / 文法化 / 英語史 / 対照言語学 / 談話分析 / 語用論 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究計画3年目の研究完成年度ということもあり、これまでの蓄積が徐々に刊行されはじめている。平成30年度(2018年)の研究成果として、研究論文7編、研究発表8件、書評論文1件、翻訳1件、および、監訳者解説1件を記すことができる。研究論文および研究発表は予想通りの分量であり、書評論文および翻訳については、研究の裾野を拡げることのできる良い機会であった。 研究協力者の東泉裕子氏は、2017年秋から2018年夏に掛けて、カナダ・ブリティッシュ・コロンビア大学(UBC)で研究する機会に恵まれた。その間、ホスト教員であったLaurel J. Brinton教授の最新の研究書を書評し、ヨーロッパで開催された複数の学会の視察および口頭発表を経験した。研究成果は報告書に記してある。研究代表者柴﨑は2件の招待講演依頼を受け、他の講演者とだけではなく、新たな研究者との交流も持つことができた。発表に伴う論文執筆と採択も順調に進んでいる。更に、用法基盤言語学の推進者の一人であるJoan Bybee教授(ニューメキシコ大学)の最新著書の監訳・解説を務める機会に恵まれた。Bybee教授の研究は本研究課題とも密接に関係しているため、研究完成年度を総括する意味で大きな成果となった。平成30年度(2018年)に新たに無償公開された大規模コーパスも複数存在するため、適宜操作確認や内容確認をしている。 本報告書には含めていないが、現在査読審査を受けている論文も数編存在する。本研究成果を橋渡しとして次期科研費研究へつながった口頭発表(採択済み)も複数件ある。平成30年度(2018年)の研究実績は、過去2年を含めた研究計画の総括の役割を果たすとともに、新たな研究への拡がりと繋がりの促進効果も果たしていたと判断している。
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[Presentation] 「文頭副詞「とたん(に)」に関する一考察」2018
Author(s)
柴﨑礼士郎
Organizer
「第3回 日本語と近隣言語における文法化ワークショップ (GJNL-3, The third Workshop on the Grammaticalization of Japanese and Nearby Languages 3)」, 東北大学川内南キャンパス, 2018年12月8-9日.
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