2018 Fiscal Year Annual Research Report
Stylistic Analysis of Dialogical Speeches And Making Annotated Corpus of American Dramas
Project/Area Number |
16K02789
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Research Institution | Fukuoka Jo Gakuin University |
Principal Investigator |
能勢 卓 福岡女学院大学, 人文学部, 准教授 (70626837)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | セリフの文体分析 / コーパス言語学 / 英米演劇 / 電子化テクストの作成 / 談話情報付加コーパス / マニュスクリプト研究 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究「対話の文体分析と英米演劇テクストの精緻化コーパスの作成」においてEugene O'Neillの50作品(約107万words)の全作品の電子化テクストに談話情報を付加した精緻化コーパスの作成を行った。今回付加した談話情報は、50作品のテクストをセリフ(speech)とト書き(Stage Direction)に分けた上で、それぞれのセリフの話者名と聞き手名、並びに両者の性別、社会的地位、双方から見た関係性(Speaker's Name, Hearer's Name,Speaker's Gender, Hearer's Gender, Speaker's Social Status, Hearer's Social Status, Speaker's Relation, Hearer's Relation)を付加したコーパスの作成を行ってきた。またEugene O'Neillの作品はアメリカ演劇の悲劇作品を代表するものであるので、その対象コーパスとして英国の喜劇作家であるSomerset Maughmの作品とThornton Wilderの作品の電子化テクストの作成も実施してきた。またマニュスクリプト研究に関しては、Eugene O'Neillの作品の草稿を検証し、創作段階での加筆修正から見て取れるセリフの形成過程の分析とその文体的特徴の変化を検証してきた。 Eugene O'Neillの50作品のうち30作品については、Oxygenを用いて全てのセリフに8項目の談話情報を付加した精緻化コーパスまで完成させた、また残りの20作品中の17作品に関しては8項目の談話情報の確認作業までは完了できた。またSomerset Maughamの18喜劇のうち11作品に関しては電子化テクストの作成が完了した。
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Research Products
(3 results)