2016 Fiscal Year Research-status Report
多文化バーチャルエクスチェンジ学習の促進とその質的改善
Project/Area Number |
16K02875
|
Research Institution | Muroran Institute of Technology |
Principal Investigator |
HAGLEY ERIC 室蘭工業大学, 工学研究科, 准教授 (60466472)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
William・R Green 札幌大学女子短期大学部, その他部局等, 教授 (00269218)
原島 秀人 前橋工科大学, 工学部, 教授 (30238175)
山内 真理 千葉商科大学, 商経学部, 准教授 (40411863)
ローソン トム 長崎国際大学, 人間社会学部, 講師 (40645157)
キャンベル デイビット 帯広畜産大学, 畜産学部, 講師 (50624079)
|
Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
Keywords | SLVE / DLVE / バーチャルエクスチェンジ / 他文化理解 |
Outline of Annual Research Achievements |
2016年度内一言語バーチャルエクスチェンジ(SLVE - 英語によるオンライン環境で語学学習と文化交流)コースには日本、コロンビア、タイ、台湾、中国、アラブ首長国連邦から合わせて約3000人の学生と120人の教員が参加し、二言語バーチャルエクスチェンジ(DLVE - 英語と日本語)コースには日米間で約120人の学生と4人の教員が参加した。SLVEでは、コロンビアのSENAの協力を得ている。SENAは国立職業訓練センターに設置されており、国内に33の地域局を有し、117のセンターで授業を提供している。その内38センターが2016年度中参加した。3月に日本側の教員2人がコロンビアを訪れ、ワークショップを実施と共に、SLVEに関する共通理解の確認や教材・トレーニングマニュアルの作成、評価基準等について打ち合わせを行った。コロンビア教育省の方とも会談し全国のセンター(合計117)に広げるとの合意も得た。日本国内参加している大学の数は計画した通りより多く、制度を高く評価され、次年度も参加を続く予定ばかり。科研費#25370613を活用して過去に購入したサーバーで構築した環境下においてこのプログラムを実施していた。コロンビア教育省は新しいサーバとその管理が必要であれば責任を受けるとしようと申し出た。 303人の学生のコース前後調査結果を分析して、学生の他文化理解の向上に影響があるかどうかの調査も行った。調査方法は独自のアンケートによる行ったためまだ確実と言えないがSLVEは非常にいい影響を与えているとみられる。 オンラインコースインターフェースを改善して、スマホ利用者が多いためスマホに対応しやすくした。その中の教材も受けやすくした。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
元々の計画した参加人数を確保しなかった。理由としてコロンビア側がまだ全国的に広げるための準備ができていなかったし、サーバ限界もある。サーバ強化やコロンビアの全国のセンター(合計117)に広げるとの合意があるため、時間が遅れるが参加人数を元々の計画の通りになる予定している。中東の参加者は「男女別コースにして」との要望が多く中東の参加者が予定通りに進んでいない。カタール総括していたKay先生もカタールから離れ、アラブ首長国連邦のDr. Suhair Al Alami(Al Ghurair University)が引き続き中東の総括をし始めた。カタール以外の中東の国々に広げる予定しているため、中東の学生数も確保するようになると思う。
|
Strategy for Future Research Activity |
2017年度中、コロンビアのSENAの80センターまで広げ、日本国内28大学、他6カ国合計8,000人の学生と150人の教員は参加する予定している。今年度特に中東と中国の学生増加に力を入れる予定している。その上、SLVEで、文化的背景の異なる中東や南米の学生と交流することにより、日本人学生の世界観は広がり、異文化理解力向上にとって非常に意味のある機会となり、他文化理解の評価方法を強化して、その研究にも重点を置く予定。 SLVE、DLVEのどちらかに参加する学生の異文化理解や言語習得の度合いに関する比較を行いつつ、SLVEとDLVEの双方に参加する学生との相違に関しても調査を行う。
|
Causes of Carryover |
計画した値段より安く手に入れたものもあったため、差額があった。
|
Expenditure Plan for Carryover Budget |
キャンベル先生が今年度で買えなかった端末を買う予定である。
|