2019 Fiscal Year Annual Research Report
Development and Verification of a Chinese Extracurricular Learning Support System with Functions of Voice Recognition and Synthesis
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16K02886
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Research Institution | Prefectural University of Hiroshima |
Principal Investigator |
陳 春祥 県立広島大学, 経営情報学部, 教授 (90264944)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
侯 仁鋒 県立広島大学, 人間文化学部, 名誉教授 (50551298)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 中国語学習支援 / 音声合成 / 音声認識 / 学修過程の記録 / スマートフォーン |
Outline of Annual Research Achievements |
2018年度までに,本研究の当初計画(パソコン上のWebブラウザを用いて音声認識,音声合成,学修過程の記録など)が概ね達成したが,情報端末の高度発達により,高機能なスマートフォーンも学習の道具として普及してきた。そこで,本研究の計画目標を発展させ,ノートパソコンに加え,当初計画になかったスマートフォーンへの対応について研究を行った。2019年度では,主に以下の研究を行った。スマートフォーン(iOSやAndroid)の汎用ブラウザのみで音声認識と音声合成を行うため,Web Audio API(音声録音),Cloud Speech-to-Text API(音声認識)とSpeech Synthesis(音声合成)という3つのAPIライブラリーを使用した。開発したモジュールを本研究の初年度に構築したMoodleベースのプラットフォームに実装した。デスクトップPC上と同等のテキストの読み上げ機能(発音と朗読を聴くこと)と音声認識機能(履修者の発音練習)と学修過程の記録などの機能を実現した。また,音声認識の精度改善を行った。 2019年度後半から,本学の中国語関係の4クラスにおいてスマートフォーンを利用して試験的にシステム運用を始めた。利用者は本システムに掲載した中国語教材の内容を読んで,その発音を中国語の文字へ認識し,表示される。4クラスで試験的に運用した結果,本システムは良好に動作して,運用できることを確認された。また,授業の最終回に実施したアンケート評価から,課外学習支援のツールとして,学生の課外自主学習に有効であることが確認された。
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Research Products
(3 results)