2018 Fiscal Year Annual Research Report
The analyses of learning effect of e-learning integrated with digital materials based on ESP corpus compilation
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16K02899
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Research Institution | Yamazaki University of Animal Nursing |
Principal Investigator |
大橋 由紀子 ヤマザキ動物看護大学, 動物看護学部, 講師 (40589793)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
投野 由紀夫 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 教授 (10211393)
関谷 弘毅 広島女学院大学, 人文学部, 講師 (60759843)
花田 道子 ヤマザキ動物看護大学, 動物看護学部, 教授 (10618812)
島森 尚子 ヤマザキ動物看護大学, 動物看護学部, 教授 (70389914)
岡 勝巌 ヤマザキ動物看護大学, 動物看護学部, 講師 (30589792)
片桐 徳昭 北海道教育大学, 教育学部, 准教授 (60734829)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | e-learning / ESP / コーパス |
Outline of Annual Research Achievements |
最終年度は、構築した動物看護カルテコーパスを基盤に作成したe-learning,および語彙を画像で確認しながら学べるデジタルコンテンツと統合したblended e-learningの学習効果を測定し、成果を発表することを目的とした。画像はアメリカの動物病院での施術、設備を写真や動画で録画したものを使用した。学習効果を比較するため、①紙ベースでの語彙学習グループ、②e-learningのみの語彙学習グループ、③e-learningとデジタル教材を統合したグループの③グループに分け、教材を遂行した。e-learningの学習状況は、担当教員は逐次e-learningの学習進行状況をログインして確認し、外国語授業内においても学習を促した。学生ラウンジに学習語彙と画像をセットにしたデジタルコンテンツを設置し、学生は朝9時から夕方6時まで画像を自由に見ることが出来る環境を作った。学習プログラム開始、終了と同時に学習傾向を測定するプレテスト、ポストテストを実行し、同時に学習動機を調査するためのアンケート調査の分析も行った。結果として、①の紙ベースでの学習グループよりも、②③のe-learning, blended learningのグループにおいて、学習語彙能力が向上していることがわかった。動機付け調査では、全グループ間で顕著な差は見られなかったものの、「海外学習への興味」において、①の紙ベースによる学習グループよりも、③のデジタル教材に取り組んだグループのほうが向上していることがわかった。実際に海外で専門用語がどのような場で使用されているかを画像で確認しながら学んだことが、学習動機の向上につながったものと考えられる。自由記述回答において、「周りに人がいるとラウンジでの学習が困難だ」との意見がみられ、デジタル教材の設置場所を改善する必要性が見受けられた。
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