2021 Fiscal Year Research-status Report
外国語(英語)リスニングの自動化プロセス:音声の知覚単位と母語干渉の観点から
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16K02944
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Research Institution | Kindai University |
Principal Investigator |
菅井 康祐 近畿大学, 経済学部, 教授 (90454636)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
横川 博一 神戸大学, 大学教育推進機構, 教授 (50340427)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 知覚単位 / モーラ / 持続時間 / 短期記憶 / ワーキングメモリ / 音節 / 発話速度 |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年度のに行った調査結果をパイロットスタディーとし,さらに変数を加えた実験調査の準備を進めた。まだデータ収集までは実施できてはいないが,以下のように枠組みでの実験準備まで完了した。 依然対面での個室でも実験の実施が難しいため,オンラインでの実施予定。2020年度の以下調査の枠組み(日本語母語話者の音韻性STMにおいて,RQ1: 刺激音(1モーラ)の持続時間長は短期記憶容量に影響を及ぼす,RQ2: 刺激音(1モーラ)の持続時間長が短いと連続する2モーラが知覚単位(unit)になる)に加え,RQ3として,「unitが提示されるISIが長くなると,記憶容量は低下する」というものを加え,発話速度が知覚単位に与える影響を調査する準備を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
コロナ禍の影響が長引き,ボタン押しなどの実験心理学的手法が実施できず,依然難しい状況が続いている。
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Strategy for Future Research Activity |
個室での課題実施等は依然難しいと考えられるので,オンラインでの心理学実験ツールなどを導入することで実績を出せるように取り組みたいと考えている。
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Causes of Carryover |
コロナ禍により,実験が実施できず,実験課題を次年度に持ち越した。次年度は,オンラインでの実験実施も視野に入れ,計画的な研究・支出計画を立て,実施していきたい。
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