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2017 Fiscal Year Research-status Report

カルタアプリ利用による小学校英語から中学英語への橋渡し

Research Project

Project/Area Number 16K02956
Research InstitutionYokohama National University

Principal Investigator

中村 良夫  横浜国立大学, 大学院国際社会科学研究院, 教授 (20237449)

Project Period (FY) 2016-04-01 – 2019-03-31
Keywords小学校英語 / 中学校英語 / 英単語 / 英文法
Outline of Annual Research Achievements

平成29年度は従来中学校レベルで指導されてきた語彙や英文法についての問題点の洗い出しを行った。たとえば基本的な語彙としてacrossを取り上げた場合、(a) The church is across from the school. のような例は中学の教科書やテスト等でしばしば見受けられるが、実はこの英文に含まれる3つの要素、つまり「教会」、「学校」、そして文中には出ていないものの、教会と学校の間にあると意識されているもの(たとえば道とか公園とか)の位置関係が認識されていないことが多く、指導する教員側にあっても (b) You'll see the church across from the park. と (c) You'll see the church from across. の区別がきちんと説明できる人はめったにいないという問題がある。これらの英文に出ているのはいずれも難度の低い語彙と思われているが、「公園と反対側に教会が見えるでしょう」というのと、「公園の向こう側に教会がみえるでしょう」という明確に位置関係の異なる意味内容の差があるという事実に対し、中学の英語の内容を小学校におろすことになると思われる今後の小学校・中学校の英語教育において、どの場でどこまで教えるかということを吟味する前に、そもそも語彙や文法についての理解を指導者側が行っておく必要がある。上記の例についていえば、辞書や参考書をひもといても実はあまり明確な説明のなされていない、いわば盲点のようなところであり、今年度の成果の一部は、平成30年3月に研究代表者が第一著者となって出版した書籍に取り入れた。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

研究実績の概要にも述べた通り、検討すべき問題の具体的な事例の調査を進めており、すでにその一部は年度内の出版物に成果として取り入れ公表されている。現在さらなる事例研究などを進め、最終年度の準備に取り組んでいる。

Strategy for Future Research Activity

交付申請書の研究目的および研究計画に従い、本研究の2年目と3年目では中学英語の小学校への前倒しと、その後の新しいい中学英語の教授内容のあり方についての研究を行うこととしているが、本年度研究実績にも述べた通り、具体的な事例などに関する知見の蓄積は順調に進んでおり、最終年度も引き続き行っていく。またその成果の公表について最終年度も書籍出版の中で公表する予定である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2018

All Book (1 results)

  • [Book] ネイティブの語感に迫る アクティブな英単語力2018

    • Author(s)
      中村良夫 高橋邦年 Alexander McAulay 山之内哲也
    • Total Pages
      368
    • Publisher
      開拓社
    • ISBN
      4758912033

URL: 

Published: 2018-12-17  

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