2018 Fiscal Year Annual Research Report
Development and Evaluation of Program for Elementary School English Instructors to Improve Their Pronunciation Skills: Comparison of Face-to-Face Instruction and Distant Learning
Project/Area Number |
16K02979
|
Research Institution | Daito Bunka University |
Principal Investigator |
淡路 佳昌 大東文化大学, 外国語学部, 准教授 (90259820)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
靜 哲人 大東文化大学, 外国語学部, 教授 (60270211)
|
Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
Keywords | 発音 / 小学校教員 / 外国語活動 / 小学校英語 / 対面指導 / ICTの活用 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、小学校教員の英語発音能力と指導力を向上するためのプログラム開発とその効果の検証を行うことである。具体的には、小学校で必要となる語句や文に重点を置いた発音指導教材を編成し、それを用いて小学校教員に対して継続的な訓練を実施し、その学習プロセスと成果の検証を試みた。 当初の計画では、対面指導を実施するグループと、タブレット端末で遠隔指導を行うグループに分けて指導の効果を比較することが目的の一つであったが、多忙を極める現場教員が本務に加えてタブレット端末で指導を受ける時間を捻出することは予想以上に困難であった。そこで、タブレット端末は対面指導の補助的手段や、学習の進捗変化を記録するためのツールとして活用し、研究の主眼を対面指導の実証分析に置くことにした。具体的には、複数のタブレット端末にモデルとなる映像付きの音声モデルを準備しておき、参加者が必要に応じて適宜個人的に参照できるような支援ツールとして活用したり、タブレット端末や指導者に装着したアクションカメラによって指導の様子を記録し、その映像を元に対面指導の詳細な分析を行った。 初年度および次年度では、小学校教員向けに考案した発音の問題点を改善するためのプログラムを用いてワークショップを開催し、指導の経過や受講者の変化、また指導前後の受講生の発音に対する認識の変化を質問紙によって調査した。 最終年度では、始めの2年間に実施した小学校指導者向けのセミナー等で得られた指導場面のデータを、指導者の助言内容や時間、回数、受講者の発音スキルの変容について分析を行ない、その成果を学会で発表した。また対面での個別指導の過程を可視化する方法を研究し、一定の道筋をつけた。 本研究を通じて、小学校教員に対して発音スキルに関する対面指導が短期間でどの程度の効果を生むか、より効果的な指導のためにどのような指導が求められるかがある程度明らかになった。
|
Research Products
(3 results)