2019 Fiscal Year Annual Research Report
Development of a small-scale multi-stage English proficiency test based on open sources
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16K02987
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Research Institution | Niigata Seiryou University |
Principal Investigator |
木村 哲夫 新潟青陵大学, 福祉心理学部, 教授 (90249095)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | コンテンツ・バランス / マルチステージテスト / 受験者の心理的側面 |
Outline of Annual Research Achievements |
コンテンツ・バランスの管理をするために,既存のアイテム・バンクを使って開発したマルチステージテスト(MST)のパイロットテスト受験協力者に対して,インタビュー調査を行った.行ったパイロットテストは,木村(2017)と同じ形式のもので,2つのステージ4つのモジュールで構成され,第1ステージ終了時に,「難しい問題が出ても問題数が少ないテスト」と「問題数が多くても易しい問題が出るテスト」を選べるMSTであった.受験協力者がテストを受けているコンピュータ画面を録画しておき,テスト終了後にそれを再生しながら,インタビューを行った.それぞれの場面でどのように考えて回答したか,第1ステージ終了時にどのように考えて第2ステージを選択したか,受験したテスト全体をどのように感じたか,について話してもらった.結果としては,先行研究と同様の傾向(「難しい問題が出ても問題数が少ないテスト」よりも「問題数が多くても易しい問題が出るテスト」を選ぶ)が確認され,より明確に受験者の心理的側面を考察することができた.予測できなかった理由により、研究者(研究代表者)の業務多忙により、計画通り研究が進められなかったため、補助事業期間の1年延長を申請し、最終年度には、受験者登録の作業を簡便にするために、バーコード読み取りによる入力を可能にした。 これまでの成果については,統計数理研究所の共同研究法報告書に「小規模多段階コンピュータ適応型テストの検証:受験者へのインタビューからの一考察」としてまとめた.また,IATED主催のEDULEARN2018において,“Shorter Tests with More Difficult Questions, or Longer Tests with Easier Questions: Which Do Test Takers Prefer?”というタイトルでポスター発表を行うとともに,EDULEARN18 Proceedingsに論文を掲載した.
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