2016 Fiscal Year Research-status Report
「近代史料学」構築のための基礎的研究―地方行政機関の公文書管理規程の収集と分析―
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16K03058
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Research Institution | Komazawa University |
Principal Investigator |
熊本 史雄 駒澤大学, 文学部, 教授 (70384021)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 近代史料学 / 文書管理 / 台湾総督府 / 地方行政機関 |
Outline of Annual Research Achievements |
1.台湾総督府における公文書管理規程の収集と入力を行った。具体的には、以下の要領にて、原文書からの翻刻とPC入力作業を行った。 入力の実績・・・入力対象文書数:255/入力実施文書数:140 2.台湾総督府における公文書管理規程の分析については、研究代表者として以下の論考を執筆し、当該規程の分析を進めた。 1)「「近代史料学」の構築へ向けて 」(『近代史料研究』第16号、2016年10月) 2)「史料紹介 台湾総督府の文書管理規程―情報管理と統治という視角を通じて―」(『駒沢史学』第88号、2017年3月)
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
台湾総督府における公文書管理規程の入力作業については、予定どおり進んでいる。 ただし、収集を予定していた機関のうち、岩手県についての収集が遅れている。これについては、本年度に行い、遅れを取り戻す予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
前項で示した遅れについては、研究代表者と同協力者のスケジュール調整の努力と取り組みによって対応可能である。よって、特段の改善策や対応策を講じる必要はないと思量している。
その他の予定されている本年度の計画についても、研究協力者との協働作業により、順次進めていく予定である。
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Causes of Carryover |
使用額において差額が生じた主な理由は、予定してした岩手県への出張(研究協力者との協働)を実施できなかったからである。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
今年度は、上記調査出張を実施することにより予定していた使用額を執行し、当初計画へ復するよう努力する。
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