2017 Fiscal Year Research-status Report
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16K03078
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
加藤 久美子 名古屋大学, 人文学研究科, 教授 (80252203)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | シプソンパンナー / 車里 / タイ族 / 雲南 / 清 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成29年度は、前年度の研究成果をもとにそれをさらに発展させたものを、2017年7月15日―18日にタイ国チェンマイでおこなわれた第13回国際タイ研究会議(13th International Conference on Thai Studies, ICTS)で口頭発表し、その内容を2018年3月に雑誌論文として公表した。 当初の計画では、平成29年度の検討対象は、1740年代から1760年代までの時期であった。具体的には、当該時期に清朝中国がビルマ王朝とタイ族国家との関わりをどのように認識してどのように対応したか、一方タイ族国家の支配者たちはビルマ王朝と中国王朝それぞれに対していかにふるまったかが検討課題であった。これらについては、平成29年度中に史料の読解は進めたが、まだ研究成果としてまとめるには至っていない。 これらの課題および次年度以降の研究課題の検討に資するため、平成29年度には、重要史料のひとつである『宮中档』の雲南関係部分を抜き出して収集する作業もおこなった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
平成29年度に予定していた研究課題を検討するための史料はほぼ収集し、読解・分析を進めているが、年度中に研究成果としてまとめて発表するには至らなかった。これは平成29年度には前年度の研究成果を発表することを優先したためである。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度は、国際ワークショップで一回、国内学会で二回の発表予定がすでに決まっており、それらの機会に研究成果が発表ができるよう研究を進める予定である。平成30年度のうちに、当初の計画であった、1770年代までの検討を進めたい。
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Causes of Carryover |
平成28年度には国際会議での発表をおこなわず、その為の旅費を使用しなかったため次年度使用額が生じたが、それをそのまま平成30年度まで繰り越しているためである。当初の計画では、平成31年度は国際会議や国際ワークショップには参加しない予定であったが、平成28年度から繰り越している分で平成31年度にも国際会議・国際ワークショップに参加する計画をたてている。
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Research Products
(2 results)