危機とリスクをめぐる国際法/国際政治の法思想史

2017 Fiscal Year Research-status Report

• Project/Area Number: 16K03262
• Research Institution: Osaka University
• Principal Investigator: 中山 竜一 大阪大学, 法学研究科, 教授 (00257958)
• Project Period (FY): 2016-04-01 – 2019-03-31
• Keywords: リスク / 緊急事態 / 国際法 / 国際政治

Outline of Annual Research Achievements

設定した課題の拡がりが予想以上に大きくなったため、本年度も昨年度に引き続き基礎固めとなる作業を中心として、次の研究を行った。
第一に、国際法/国際政治学の成立と理論的基盤にかかわってくるような法思想史、国際法学、憲法理論、政治思想史、国際政治学などに関する国内外の文献資料を渉猟し、その精査を行った。
第二に、緊急事態関連法や戦争関連法制にかんする国内外の文献・資料を渉猟し、その精査を行った。
第三に、数年前から刊行に向けて準備を進めている法思想史概説書の記述において、国際法や国際政治に関連する事項をできる限り取り込む工夫をしながら執筆を行った。

Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

健康上の理由により、予定していた時期に海外での調査を実施できなかったため。

Strategy for Future Research Activity

今年度に断念した海外調査を次年度に実施し、予定した研究計画の暫定的な結論へと反映させることを目指したい。

Causes of Carryover

（理由）健康上の理由で、予定した時期に海外での調査を実施できなかったため。
（使用計画）海外での調査を次年度に実施する。