2018 Fiscal Year Research-status Report
行政の民営化と自治体行政の変容-指定管理者制度と公の施設のあり方を通して-
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16K03293
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Research Institution | Kagawa University |
Principal Investigator |
三野 靖 香川大学, 法学部, 教授 (90512575)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 公共施設 / 民営化 / 統廃合 |
Outline of Annual Research Achievements |
野呂充・岡田正則・人見剛・石崎誠也編『現代行政とネットワーク理論』(法律文化社、2019.2)第4部行政手法の変容のネットワーク論的分析に三野靖「公共施設のあり方と統廃合・民営化」(275-294)を執筆した。公共施設をめぐる動向、公共施設の法的位置付け、公共施設と住民の利用券について論じた。そのうえで、公共施設の統廃合等の留意点として、公共施設間や地域間のアンバランスや不平等感による統廃合等の合意形成の困難さ、議会での議論の重要性、住民の利用権に配慮した議論の必要性について言及した。 2018年度は、公共施設のあり方研究会が代表者の大学業務の多忙化、日程調整の困難により開催できなかった。また、フィールド対象の香川県内の自治体の公共施設等管理計画の具体的進展がみられず、そのため2019年度に延長申請をした。ただし、上記のとおり論文を掲載することができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2018年度は、公共施設のあり方研究会が代表者の大学業務の多忙化、日程調整の困難により開催できなかった。また、フィールド対象の香川県内の自治体の公共施設等管理計画の具体的進展がみられず、そのため2019年度に延長申請をした。ただし、上記のとおり論文を掲載することができた。
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Strategy for Future Research Activity |
2019年度は、公共施設のあり方研究会を開催し、これまでの研究成果をとりまとめて、シンポジウム等を開催する予定である。
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Causes of Carryover |
研究代表者が2017年10月より学部長に就任し、業務が多忙のため、公共施設のあり方研究会の開催日程の確保ができなかった。また、自治体視察のための同研究科の委員との日程調整がつかなかった。フィールド対象の香川県内自治体の公共施設等管理計画の具体的な進展がみられなかった。以上のことから2019年度までの延長申請をした。
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Research Products
(1 results)