2020 Fiscal Year Research-status Report
性的マイノリティの人権救済をめぐる韓国の「積極司法」の構造的特質に関する研究
Project/Area Number |
16K03444
|
Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
岡 克彦 名古屋大学, 法政国際教育協力研究センター, 教授 (90281774)
|
Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2022-03-31
|
Keywords | トランスジェンダー / 徴兵制 / 兵役の男子限定性 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、科研の最終年度にもかかわらず、コロナ禍で一年を通じて現地・韓国にまったく渡航ができない状態が続いた。したがって、満足のいくフィールドワークが行えなかったのが今年度の研究状況である。ただし、ネットを通じた資料や情報にもとづいて細々ながら研究を継続してはいた。現地におけるLGBTQの活動や問題性についての概要はある程度、把握はしていた。とはいっても、その実態を究明するにはやはり限界があった。 したがって、研究活動の延長申請を行った。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
上記にその研究概要を示した通り、コロナ禍で研究活動が大幅に遅れた。
|
Strategy for Future Research Activity |
今年度は、現在の社会環境がどの程度まで改善するのか未知数ではあるが、ある程度、改善すれば、現地調査を再開し、本研究の最終成果を上げること目論んでいる。
|
Causes of Carryover |
本年度はコロナ禍で、予定していた海外旅費および国内旅費がまったく支出されることがなかった。環境が改善すれば、こうした研究活動を実施する予定である。
|