2018 Fiscal Year Research-status Report
臨床研修マッチング制度の改良による過疎地医療の改善策
Project/Area Number |
16K03561
|
Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
戸田 学 早稲田大学, 社会科学総合学術院, 教授 (30217509)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
笠島 洋一 早稲田大学, 社会科学総合学術院, 准教授 (30583166)
|
Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
|
Keywords | マッチング理論 / 医師臨床研修制度 |
Outline of Annual Research Achievements |
これまでに得られた成果をまとめた論文「Singles monotonicity and stability in one-to-one matching problems」を随時,改訂する作業を進めた.さらに,これを国内外の学会,研究会で発表して広く周知することに努めた.その過程で同業の研究者からの多くのコメントが得られたことも論文の改訂に有意義であった.今後の発展の可能性に関しても意見交換を行った.また2019年3月にはマッチング理論の若手研究者3名を招聘して小規模な研究集会を開催した.きわめて充実した情報交換ができたことで本研究の発展深化に一層役立つものとなった.招聘した研究者の1人とはそれ以来定期的な意見交換を行っている.
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初に予定していた実証的な研究は時間的な制約から未着手の部分が大きい.しかしこれはすでに前年度に述べたように理論的な成果が数多く見つかったことによるためであり,むしろ予想以上の成果が得られていると言える.
|
Strategy for Future Research Activity |
今後は現在の論文をしかるべき学術雑誌に掲載できるようさらに努力するとともに理論的な一般化を目指す予定である.
|
Causes of Carryover |
現在完成した論文を学術雑誌に投稿すべく改訂作業を行っているが,そのために十分な時間をかける必要があるとともに,さらに複数の国内外の学会発表を今後も予定している.英文校正などや追加的な文献収集等にも予算を残しながら継続して研究を行うことを考えている.
|
Research Products
(7 results)