2019 Fiscal Year Annual Research Report
The History of Civilised Society and Political Economy in the Scottish Enlightenment: Adam Smith and William Robertson
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16K03586
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Research Institution | Tokushima Bunri University |
Principal Investigator |
古家 弘幸 徳島文理大学, 総合政策学部, 准教授 (30412406)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | アダム・スミス / ウィリアム・ロバートソン / 文明社会史論 / スコットランド啓蒙 |
Outline of Annual Research Achievements |
2019年6月にニューヨークのコロンビア大学で行われた北米経済学史学会にて、‘National Security and Economic Growth in Adam Smith’との題目で学会報告を行い、研究期間の初年度から行ってきたスコットランド啓蒙の文明社会史論の枠組みにおいてアダム・スミスの『国富論』の商業文明論を捉えるという研究課題について、一応の成果を公表することができた。9月の明治大学におけるInternational Conference on Economic Theory and Policy、および10月のシドニー大学における豪州経済思想史学会でも、さらに国際学会発表を重ね、年度末の2020年3月に「アダム・スミスにおける国防と経済」とのタイトルで、小峯敦・編著『戦争と平和の経済思想』(晃洋書房) の第2章として、研究成果を出版することができた。
並行して、2019年11月にキャンパスプラザ京都・京都大学サテライト講習室にて行われた日本ピューリタニズム学会関西研究会において、「ウィリアム・ロバートソンの生涯と著作」との題目で研究発表を行い、ウィリアム・ロバートソンの歴史学をスコットランド啓蒙の文明社会史論の枠組みにおいて捉えるという研究課題について、輪郭を示すことができた。『ピューリタニズム研究』(日本ピューリタニズム学会、2020年3月) 第14巻に、要旨を掲載した。
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Research Products
(12 results)