2018 Fiscal Year Annual Research Report
Optimal Policies to International Immigration via Two Different Types of Midstream Countries
Project/Area Number |
16K03676
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Research Institution | Chukyo University |
Principal Investigator |
近藤 健児 中京大学, 経済学部, 教授 (70267897)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 欧州難民危機 / 国境検問 / 国内査察 / 偽装難民 / 不法滞在 |
Outline of Annual Research Achievements |
主たるテーマに関する研究実績は2017年に報告したとおりであり、主な結論として、1)国境検問を行っている国にその強化を促す政策は、移民・難民の流れが国境管理の甘い国にシフトする結果をもたらすため、当初は実効性があったとしても、持続的に効力を保つことができない。2)国境管理の甘い国との間に国境検問を行うことは有効である、以上2つの重要な政策提言を得た。 この成果は"International Immigration via Two Different Types of Midstream Countries"として、Binh, Tawada and Okawa (eds.)『Recent Development in Normative Trade Theory and Welfare Economics』(Springer, 2018)に収録され刊行されたが、その際に査読者からのいくつかの貴重なコメントを反映して論文は改良された。 併せて、不法移民の実態調査から派生して、偽装難民や偽装結婚のような高コスト低リスクの不法移民と、観光客として入国後に不法滞在する低コスト高リスクの不法移民の2つのタイプが併存する経済の下での、最適移民対策を分析する研究を行い、これはRestriction policy and two co-existing types of illegal immigrationとしてAsia-Pacific Journal of Regional Scienceに掲載された。
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