2017 Fiscal Year Research-status Report
オープン化した自動車産業の集積間分業と東北自動車集積発展のための研究
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16K03682
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Research Institution | Kansai University |
Principal Investigator |
榊原 雄一郎 関西大学, 経済学部, 教授 (00420696)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 自動車 / クラスター / 東北 |
Outline of Annual Research Achievements |
2017年度は東北自動車クラスター関連企業に8社ヒアリングを行うことができた。これらの企業には、①事業所の概要(規模、参入年、主要製品等)、②事業所の機能(研究開発機能や購買機能を有しているか否か、経営上の強み等)、③事業所の組織構造(親会社との関係等)、④事業所の主要納入先(後方連関の構造等)、⑤自動車産業に参入したきっかけ、および取引先との取引形態(承認図か貸与図か等)、⑥自動車参入時における苦労、についてヒアリングをしている。 これまでの研究と合わせて、東北自動車クラスターにおける自動車への参入企業の実態が明らかになるものと思われる。本ヒアリングについてまとめたものについては2018年6月末までに発行予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2017年度は東北自動車クラスターにかかわるキー企業として8社にヒアリングをすることができたので研究を大幅に進めることができた。しかしながら、当初予定していたアンケートを期間中に行うことができなかった。また、ヒアリングのとりまとめについてはいまだ行っている最中である。こうしたことから全体として進捗状況を考えた場合やや遅れていると言わざるを得ない。遅れている分に関して、ヒアリングのとりまとめは近々終わる予定である。また、アンケートは準備ができ次第行う予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
2018年度は本研究の最終年となる。まず、2017年にやり残した、①2017年度に行ったヒアリングのまとめおよび、②東北自動車関連企業に向けたアンケート調査、の2つをまず行いたい。また、①のヒアリングのとりまとめについては「研究ノート」として公表する予定である。また、同じ分工場型の自動車クラスターである九州北部でも同様のヒアリング、アンケートを実施し、2つのクラスターで違いが見えられるのかを検証する。 また、2018年は研究成果の発表に精力的に取り組みたい。研究を通して宮城県庁とネットワークができたので、研究成果の社会還元として宮城県職員を対象とした勉強会で講演を行う予定である。また地域経済学会でのプレゼンや学会誌への投稿を進めていきたい。
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Causes of Carryover |
2017年度は学内で重要な役職にあたってしまい、学務が極めて多忙であったため、十分な研究時間を確保することができなかった。当該役職は2018年4月末で終了し、また同年4月1日より国内研修員として研究に集中する環境が整うため、本年は十分な研究時間が確保できると考えている。 この中で、昨年実施することができなかった東北自動車クラスター企業向けアンケートを実施することによって研究の遅れを取り戻したい。昨年残した研究費は主にこちらで使用する予定である。
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