2018 Fiscal Year Research-status Report
国際的戦略的人的資源管理の研究-収斂的視点対拡散的視点-
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16K03806
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
咲川 孝 新潟大学, 人文社会科学系, 教授 (80272805)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 異文化経営 / ベトナム / 英国 |
Outline of Annual Research Achievements |
まず、ベトナム企業の調査をして、それを統計分析をした。以下が、その結果である。企業の管理者や経営者が海外で仕事を行う場合、文化は重要である。彼らは彼らの母国でビジネスをするとき、ビジネスへの文化の影響を無視する。しかし、異なる文化のなかで働き、母国から移された管理や組織の伝統的な慣行が受け入れられない場合、彼らはそのような文化的影響を知る。企業のグローバル化が進む中、2018年の春にベトナムで調査を行うことで、文化的価値観や慣行の次元、そして文化的価値観や慣行が仕事に与える影響を理解しようとした。16社以上の企業から、76人の管理者からの回答に基づいて、私は統計分析を行った。統計結果は、集団主義、平等主義、および高業績指向の文化的側面が、チームベースの改善活動、および教育を通じた動機づけに影響を及ぼしていることを明らかにした。これらの文化的影響は、最終的には、従業員がいかに仕事に従事しているか、職場で安心していられるかのような、職場環境に対する従業員による知覚の改善につながりが明らかになった。これらの文化的影響は、ベトナム企業と非ベトナム企業の間で異なることがわかった。ベトナム企業は従業員を動機付けるのが得意であるが、そうではない外資系企業は一緒に仕事をすること、つまり協働をするのが得意であった。ベトナムの企業は、同国の多国籍企業から従業員管理の方法を学んでいるようであった。 さらに、英国での調査を実施した。インタビュー、工場見学が調査の中心であり、統計分析までできなかった。日系企業の調査では、英国の文化と日本の文化との融合が可能であることがわかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
調査の際に、協力が多くの企業から取れなかったので、データの収集が思うようにできなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
まずは、あらゆる可能性を吟味をして、データを多く収集することに努力をする。その上で、データが集まれば、統計分析をする。
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Causes of Carryover |
調査が思うように進捗しなかったからである。
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