2017 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
16K03908
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Research Institution | Gifu Keizai University |
Principal Investigator |
水野 和佳奈 岐阜経済大学, 経済学部, 准教授 (50458113)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 人的資源管理 / 労働意欲 / 提言行動 / 公務員 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は公務員の労働意欲を対象としており、第一の研究課題として,公務員の労働意欲を向上させる要因の解明に取り組んでいる。さらに第二の研究課題として,公務員の労働意欲が提言行動およびやりがい意識に与える影響の解明に取り組んでいる。 平成29年度は,公務員の職務意欲と「やりがい」意識に関する先行研究の分析を継続し,実証分析のためのモデルを完成させること,さらに,第一の研究課題として,平成28年度に設計した分析モデルを用い,実証分析を行うことを予定していた。しかし,平成29年4月から平成30年3月まで産前産後休暇および育児休業を取得したため,研究は中断している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
平成29年4月から平成30年3月まで産前産後休暇および育児休業を取得し,この期間,研究は中断しているため。
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Strategy for Future Research Activity |
補助事業の延長申請(1年)が認められたため,研究計画を1年繰り下げ,平成29年度に実施予定であった計画を平成30年度に実施する(平成30年に実施予定の計画を31年度に実施)。 平成30年度はまず,公務員の職務意欲と「やりがい」意識に関する先行研究の分析を継続し,実証分析のためのモデルを完成させる。さらに,第一の研究課題として,平成28年度に設計した分析モデルを用い,実証分析を行う。分析のためのデータは,すでに得ている自治体職員および公私労働者を対象としたアンケート調査の結果を用いる。この分析により,「公務員の労働意欲」および,「公務員の提言行動」,「公務員のやりがい意識」の構造を解明するという本研究の中心課題について,一定の結果を得られる予定である。 さらに,第一の研究課題の結果(実証分析の結果)を踏まえ,より精度の高い実証分析の実施に向け,モデルや測定指標の改善・準備を行う。具体的には,自治体職員を対象としたアンケート調査および実証分析に向け,モデルを設計し,平行してアンケート対象組織との協議を行う。
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Causes of Carryover |
平成29年4月から平成30年3月まで産前産後休暇および育児休業を取得し研究は中断しているため,平成29年度は支出実績がない。 平成30年度は「やりがい意識」に関する研究を継続・進展させる。具体的には先行研究(論文・図書)をさらに収集し,必要に応じて,研究会等で発表し,助言を得る。繰り越した予算と請求した予算はこうした情報収集の経費,および,分析用データ収集のための費用として使用する。
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