2018 Fiscal Year Annual Research Report
A Study on Grasp and Systematization of KPI for improvement of logistics services and corporate productivity
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16K03928
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| Research Institution | Tokyo University of Marine Science and Technology |
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Principal Investigator |
黒川 久幸 東京海洋大学, 学術研究院, 教授 (50282885)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
林 克彦 流通経済大学, 流通情報学部, 教授 (20258164)
上村 聖 城西大学, 経営学部, 教授 (00760604)
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| Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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| Keywords | 生産性 / 物流KPI / 物流サービス / アンケート調査 / 統計的分析 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
（1）企業レベルの生産性に影響を与える決定要因
トラック事業者の生産性を向上させるために留意すべき「連携のあり方」として、①一般的に、荷主に対して弱い立場にあるトラック事業者にとって、連携の成果を相互に適正に享受できるようにするためには、「経営戦略上の優位性」と「連携における優位性」の2つの優位性を持つことが有効であることが分かった。②そして、「経営戦略上の優位性」を確保するための取り組みとして、「専門知識・能力のある社員を中途で採用」や「改善活動は経営幹部も参加し全社で推進」などが有効であることが分かった。③また、「連携における優位性」を確保するための取り組みとして、「荷主を巻き込んで改善を実施」することが有効であることが分かったほか、「荷主側の組織・体制・意識が不十分」といった課題があることも明らかとなった。
（2）現場レベルの生産性に影響を与える決定要因
3社7箇所の物流拠点を対象とした調査から、作業者の意識および行動特性と生産性との関係性について、拠点間の傾向の差異を明らかにすることができた。具体的には、某社社内拠点間の比較から商品ロケーション等の知識、現場表示、早く歩くといった意識等の9つの設問で各拠点共通の傾向が見られた。一方、3社7拠点間の比較からは、生産性との関係性が有意である共通な設問は見られなかった。これにより、物流拠点における外部環境及び内部環境の相違が生産性に大きな影響を与えていることが確認できた。また、アンケート結果に基づくクラスター分析による物流拠点の分類から、分類毎に生産性を向上させるための改善内容が異なることが分かった。例えば、業務に関する知識が生産性と正の相関を有する拠点においては、業務の標準化やマニュアル化を推進することが有効であることが分かった。
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