Outline of Annual Research Achievements |
2018年度は,「研究実施計画」に基づいて,自動車流通に関する取材調査および資料収集をおこなった。2018年6月にブラジル,アルゼンチンを訪問し,トヨタ自動車やそのディーラーにあるいは部品メーカー(日本精機)等を中心に自動車の流通および自動車のアフターセールス部品の流通の実態調査を行った。またブラジル・サンパウロ大学で開催されたGERPISAでは世界各国からの参加者と意見交換を行った。 2018年8月にはフィンランド,エストニア,アイルランド,ノルウェーを訪問し,主として電気自動車の普及が進む中で,自動車流通機構がいかに変化しているかに関する調査を行った。タリン工科大学,バルチックトヨタとそのディーラー(タリン),ノルウェー電気自動車協会,ノルウェー経団連自動車部会,日産および現代の自動車ディーラー,ノルウェーディーラー協会,ノルウェー輸入車協会,アイルランドトヨタ等を訪問した。これは日本の自動車販売協会連合の北欧訪問と連携して行った。 2018年9月には中国の大連,天津,北京を訪問し,自動車メーカー(天津一汽車豊田汽車と豊田汽車(中国)),自動車部品メーカー(パナソニック大連),自動車輸入企業(天津汽車系統),オートモール(,中古車流通集積場(北京旧機動車流通会社), また国内では,神戸マツダ,広島トヨタ,京都トヨペット,新大阪カローラ等,20数社の自動車ディーラーへの取材調査を行った。また自動車のリサイクルの観点から,HAA神戸(中古車オーション),金沢の会宝産業を含め複数の解体工場,電炉企業の合同製鐵等の取材調査を行った。自動運転のプロジェクトを行っている金沢工業大学の実験車両を試乗した。またダイハツ工業の開発部門の担当者から,新興国における新車開発に関する取材を行った。 2019年11月には中国汽車技術研究中心数値資源中心から招待をうけ,セミナーで講演を行った。テーマは新興国におけるモータリゼーションの国際比較である。
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