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2017 Fiscal Year Research-status Report

キャンベラの都市開発の研究

Research Project

Project/Area Number 16K04066
Research InstitutionOkayama University

Principal Investigator

野邊 政雄  岡山大学, 教育学研究科, 教授 (90218347)

Project Period (FY) 2016-04-01 – 2019-03-31
Keywordsキャンベラ / 都市再開発 / 路面電車 / 高密度化
Outline of Annual Research Achievements

2017年7月10日から9月26日にかけてキャンベラに約3ヶ月間出張し、連邦政府の都市開発担当者、自治政府であるACT政府の都市計画担当者、住民運動のリーダーに聞き取り調査をおこなった。また、政府の都市計画を住民に説明する会であるCommunity Council の集会に参加し、キャンベラのそれぞれの地域でどのようなことが都市問題の争点となっているかに関する情報を収集した。ガンガーラン、ベルコネン、ノースキャンベラ、サウスキャンベラ、ウォーデン、ウェストンクリーク、タグラノンでCommunity Council が組織されている。そして、月に1回集会を開いている。滞在期間中、そのすべての集会に出席した。それに加えて、都市開発や再開発の現場に行き、視察をおこなった。都市の中心であるシビックからガンガーランに至る路面電車、飛行場近くに建設された企業団地、中心部にあった低所得者向けの公営住宅の取り壊し現場と中心から離れた郊外に低所得者向けの公営住宅が新たに建設された現場、高層ビルとして改築されたショッピングセンター、キャンベラに新たに大学が進出するが、そのキャンパスとなる現場、人造湖の岸に建設されたコンドミニアムなどである。
国立図書館やオーストラリア国立大学の図書館で関連文献の収集をおこなうとともに、都市開発に関する新聞記事を検索した。
1989年にACT政府が設立する以前は、連邦政府でキャンベラの都市開発を担当した首都開発委員会はキャンベラを理想の都市とすべく都市開発をおこなっていた。今回の調査から、ACT政府の設立後は、都市開発の方針が都市を成長させ、都市を経営するということに大きくシフトしたことが判明した。そのことを裏づけるデータや情報を収集できた。
今回の調査で収集した情報を使って、キャンベラの人間関係に関する論文を執筆した。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

キャンベラで論文執筆ができるような有用な情報やデータを収集できたと思うから。

Strategy for Future Research Activity

現在、2017年に収集したデータや情報を分析しており、情報やデータの収集が不十分なことがらが判明したら、2018年の夏休み中にキャンベラに出張し、情報やデータの収集をおこないたい。
キャンベラの都市開発についてのデータや情報を十分に集めたから、本年度から、キャンベラの都市開発に関する論文の執筆を始める。

Causes of Carryover

当初、2017年に4月から9月にキャンベラに滞在し、調査を実施する予定であった。ところが、春に手術を受け、その後の検査もあったため、出張を7月に延期をせざるをえなくなった。この事情から、出張がより短期間になってしまった。2018年の夏休みにおこなう出張で、2017年に予定していた調査も実施する予定である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2018

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results)

  • [Journal Article] キャンベラの女性のパーソナルネットワーク2018

    • Author(s)
      野邊政雄
    • Journal Title

      都市社会学会年報

      Volume: 36 Pages: 印刷中

    • Peer Reviewed

URL: 

Published: 2018-12-17  

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