2017 Fiscal Year Research-status Report
韓国放送と「歴史認識」:歴代8・15記念ドキュメンタリーに関する歴史社会学的考察
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16K04118
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Research Institution | Bukkyo University |
Principal Investigator |
崔 銀姫 佛教大学, 社会学部, 教授 (30364277)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
美馬 秀樹 東京大学, 大学総合教育研究センター, 准教授 (30359658)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 歴史認識 / 韓国放送 / 8.15 / ドキュメンタリー |
Outline of Annual Research Achievements |
2017年度の研究実績の概要は次の通りである。1.研究関連の資料の整理終了(①映像:1960年から2015年までの韓国のKBS放送局アーカイブスに保存されている「8.15]ドキュメンタリーを全て収集、全ての映像の書き起こしが完了、②新聞記事:1920年代から韓国の朝鮮日報や東亜日報を中心に「反日」と「反共」関連記事を全て収集・整理が完了、③1962年から2015年までの韓国放送局 (KBS)の『放送年鑑』の中で研究に関連する情報を整理完了)2.分担者との共同作業の完了(「MIMA Search」という言語分析ツールに、研究対象の韓国放送のドキュメンタリーの全てのナレーションを入力、コーディング作業完了、結果は現在ネットで公開中である(IDとPASSWORD必要)3.学会にて中間報告実施(2017年6月17-18日14:00~17:00「日本マスコミュニケーション学会」夏大会(新潟大学)にて、ワークショップ実施)学会で報告したタイトルは、「表象の文脈化に何ができるか:韓国公共放送の「8.15」ドキュメンタリーと「歴史認識」の分析から」であった。4.本研究関連の成果の一環として、メディアの表象文化研究のテーマの著書が韓国で翻訳されて出版されることが決定、2018年6月刊行予定で進めている。5.研究関連理論の枠の完成(本研究のための論理的かつ体系的な理論を新たにまとめてた。すなわち、既存の「メディア文化研究」に関連する理論だけではなく、本研究を新たな「文化社会学」の研究として位置付けるためには既存の理論を応用・拡張させた新しい理論的な構築が必要であったからである)。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究を推進していく上で重要とされる関連資料の収集および資料の整理・分析が終わっている。 分担者と共に進めている「MIMA Search」による「8.15ドキュメンタリー」番組の全て(182本のドキュメンタリー)の分析が終わっている段階である。 研究を推進する上で必要とされた参考文献(英文やハングルの外国語書籍を含めて)や参考論文に関して、要約・整理が終わった段階である。
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Strategy for Future Research Activity |
最終年度である今年は資料や分析結果をもとに学会にて成果報告や論文の執筆を進めていく予定である。具体的には、下記の通りである。 1.今年の6月に予定されている学会報告(Cultural Typhoon学会、6月23-24日、京都龍谷大学開催)にてワークショップを実施する. 2.今年6月まで論文執筆完成. 3.来年3月まで出版のための原稿および見積もりを完成.
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Causes of Carryover |
購入予定であった海外書籍(イギリス書店より購入)の入手が混乱となって、再度注文して配達するまでの手続きなどの時間の所要のため、止むを得ず購入を今年度に延期することにしたからである。
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Research Products
(2 results)