2017 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
16K04162
|
Research Institution | Osaka Prefecture University |
Principal Investigator |
嵯峨 嘉子 大阪府立大学, 人間社会システム科学研究科, 准教授 (30340938)
|
Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
Keywords | 貧困 / ドイツ / 生活困窮者 / 公的扶助 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成29年度は、ドイツにおいて社会法典2編の改正状況および生活困窮者支援の具体的展開についてヒアリング調査を実施した。特に、制度利用や行政機関から距離が遠いとされる「若者」に対する制度改正および支援のあり方について確認することができた。日本の貧困問題については、特に、子どもの貧困の問題を取り上げ、学会報告および論文としてまとめた。これらの研究成果を通して、最終年度の研究課題を整理することができた。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
ドイツでの現地調査を実施し、現在の課題について動向を確認することができた。また、日本の問題状況については、学会発表および論文として研究成果をまとめている。
|
Strategy for Future Research Activity |
平成30年では、本研究の最終年度を迎えるため、これまでのドイツ現地調査を踏まえて、ドイツにおける公的扶助制度の課題および生活困窮者支援のあり方をまとめるとともに、日本において自治体を対象に実態調査を予定している。
|
Causes of Carryover |
平成30年度に、全国の自治体を対象にアンケート調査の実施および先進事例の自治体に対するヒアリング調査を予定している。調査実施にかかる諸費用(郵送代、データ分析費用)およびヒアリングにかかる旅費として使用予定である。
|
Research Products
(3 results)