2018 Fiscal Year Research-status Report
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16K04162
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Research Institution | Osaka Prefecture University |
Principal Investigator |
嵯峨 嘉子 大阪府立大学, 人間社会システム科学研究科, 准教授 (30340938)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 生活困窮者 / 貧困 / 社会福祉 |
Outline of Annual Research Achievements |
家賃滞納やエネルギー費用の滞納状況に対するドイツ公的扶助制度の対応、および自治体の運用状況について文献等による検討を進めた。 次いで、日本の課題として、生活保護世帯の子どもの状況について、2016年に大阪府で行った調査結果をもとに、「大阪府「子どもの生活に関する実態調査」から見える子どもの貧困 : 生活保護利用の有無に着目して」『貧困研究』20号(pp.78-88)として公表した。 また、生活困窮者自立支援制度の全国における実施状況を把握するため、自立相談支援機関(約1,400ケ所)および支援員(約4,000人)に対してアンケート調査を実施し、集計および分析を進めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
平成30年度に日本の生活困窮者自立支援機関および支援員に対してアンケート調査を実施したが、実施時期がずれ込んだため、データの集計および分析についてやや遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度に実施したアンケートの集計および分析を迅速に進め、生活困窮者自立支援制度の実施機関および支援員の現状と課題について研究成果の公表(学会発表および学術論文としての公表)を目指している。
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Causes of Carryover |
アンケート調査実施が年度後半にずれこんだため、データ入力および集計、分析については年度内に終了することができなかった。次年度、データ集計および分析、研究成果の公表に用いる予定である。
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Research Products
(2 results)