2022 Fiscal Year Annual Research Report
Program evaluation of "Death Education" for University Students
Project/Area Number |
16K04228
|
Research Institution | Kwansei Gakuin University |
Principal Investigator |
藤井 美和 関西学院大学, 人間福祉学部, 教授 (20330392)
|
Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2023-03-31
|
Keywords | 死生観 / Death Education / プログラム開発 / 効果測定 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、大学生を対象としたDeath Educationプログラムを開発し、その効果(死生観の変化)を明らかにするものである。その方法は、「プログラム開発」-「実施」-「プログラム改訂」-「実施」を繰り返し、最終的に開発されたプログラムを実施することによって、その効果測定を行うものである。本研究におけるプログラム開発の特徴は、複数の開発ステップによってプログラムを改訂していくところにある。なぜなら大学教育のみならず、Death Educationの標準的プログラムは存在せず、その目的について、議論が行われていないからである。プログラム改訂は、そのプログラムが目的達成にどのような影響を与えているかという、プログラムの妥当性の検証が含まれている。 本研究が当初予定していた研究期間は、平成28年度から4年間であった。初期プログラム(第一段階)の開発までは順調に進んだものの、そのプログラムの実施年度(平成30年度)に、西日本豪雨による授業中断があり、プログラムの実施は延期となった。そのため、プログラム開発と改訂の延期を申請し、令和2年に実施することを計画したが、新型コロナ感染拡大に伴う授業の一部中止、さらに翌年は、リモート形態へのプログラム変更を余儀なくされた。その結果、初期開発したプログラムの実施は実現せず、逆に、本来の授業形態と異なる「リモート授業」に対応する新たなプログラムの作成に取り組まざるを得なかった。しかしながら、最終年度はリモート授業の終了により、リモートプログラムの改訂を中断させ、初期開発プログラムの実施と効果測定を行うこととなった。自然災害や新型コロナによって、授業内でのプログラム実施が困難となり、何度も計画を変更せざるを得ない状況となり、開発期間は十分ではなかったが、最終年度は当初のプログラムに戻り、改訂プログラムを実施し、効果測定のためのデータ収集を行った。
|
Research Products
(9 results)