2019 Fiscal Year Annual Research Report
A historical study on reciprocity and welfare practice
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16K04238
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| Research Institution | Shikoku Gakuin University |
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Principal Investigator |
石井 洗二 四国学院大学, 社会福祉学部, 教授 (00299356)
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2016-04-01 – 2020-03-31
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| Keywords | 福祉実践史 / 沖縄 / 地域福祉 / 地域社会福祉史 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
最終年度である本年度は、戦前社会事業における福祉実践に関する検討、地域福祉実践史研究の方法に関する検討を中心に行った。前者は、戦前沖縄の福祉実践の検証、対象の社会構築性についての分析を行い、地域社会福祉史の方法に関して試論的な考察として社会事業史学会で報告し、学会誌『社会事業史研究』に掲載された。後者は、上野谷加代子、松端克文、原田正樹などの地域福祉論の再検討を行い、その検討内容は四国地域福祉実践セミナー分科会アドバイザーなど地域貢献に反映された。また社会福祉史研究の方法を検討するため、1950年代の吉田久一に関する考察を行った。
研究期間全体を通じて、互恵性に関する概念的な検討、福祉実践に関する理論的枠組みに向けた検討、地域福祉理論・ソーシャルワーク理論・コミュニティ論の研究動向の検討、近代日本における福祉実践史の検討、戦前沖縄における福祉実践史に関する検討、福祉実践史の方法に関する検討、地域福祉実践史の方法に関する検討などを行った。
研究の成果は、学会報告（「戦前沖縄の農村と社会事業」など）、論文（「地域社会福祉史の方法をめぐる試論的考察」など）で随時発表した。本研究を通じて、戦前沖縄の社会福祉の考察を中心に、福祉実践史研究を進展させる実証研究として意義を果たし、さらに地域社会福祉史の研究方法の展開に学術的に寄与した。また、本研究を通じて得られた知見は日本地域福祉学会の活動や県社協強化発展計画、市地域福祉計画など地域貢献に反映された。
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Research Products
(2 results)
