2017 Fiscal Year Research-status Report
誤答フィードバックの学習促進効果を応用したCAI教材の開発
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16K04331
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Research Institution | Sanyo Gakuen University |
Principal Investigator |
高橋 功 山陽学園大学, 総合人間学部, 准教授(移行) (10330648)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩木 信喜 岩手大学, 教育学部, 准教授 (80341593)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 誤記憶の修正 / フィードバック / 漢字 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成29年度は,所属組織における改組等もあり,予備研究のみで具体的な実績を全く残すことができなかった。 アイカメラによる視線分析が本研究であるが,測定がうまくいかないことが平成28年度より課題となっており,ピッチをあげて取り組んでいくことを宣言していたが,実際には全く進めることができなかった。 当初の目的にはなかったが,誤答FBの学習促進効果を教育実践に応用する際,使用する媒体(コンピュータ,手書き,タッチパネル)の影響が大きいことが,予備実験や他の先行研究の調査から分かってきた。このため,29年度後期は,これを調べるための実験の準備を始めた。 共同研究であるが,対連合学習を用いた場合の誤答の学習促進効果の実験,共同学習事態における他者による誤答の学習阻害効果に関する実験の課題作成および分析を担当した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
基本的には自身の怠慢に帰されることである。強いて言えば,所属大学において所属学科を含む組織改編があり,これに伴う管理・運営に関わる仕事に多くの時間を割くこととになったことがある。
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Strategy for Future Research Activity |
これまでの卒業研究指導では,学生に自由にテーマを選ばせていたが,今年度は,学生に自身の研究テーマをよく説明し,指導教員とともに研究に取り組むことの学習効果を伝えた。これにより,4名の学生(3年生2名,4年生2名)が共に研究に取り組んでくれることを了承してくれた。彼らの協力と,助手アルバイト学生の力を借りることによって,研究を前に推し進める。
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Causes of Carryover |
研究状況の説明に記した通り,具体的な実験活動を行うことができなかった。費用は今年度の実験の実施(主として実験参加者の謝金,学生アルバイトへの謝金)に使用する。
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