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2017 Fiscal Year Research-status Report

ネット依存の要因とメカニズムに関する実証的研究

Research Project

Project/Area Number 16K04355
Research InstitutionNagoya University

Principal Investigator

金子 一史  名古屋大学, 心の発達支援研究実践センター, 教授 (80345876)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 小倉 正義  鳴門教育大学, 大学院学校教育研究科, 准教授 (50508520)
濱田 祥子  明治大学, 文学部, 専任講師 (60615037)
吉川 徹  愛知県心身障害者コロニー発達障害研究所, 教育福祉学部, 非常勤研究員 (70456680)
Project Period (FY) 2016-04-01 – 2019-03-31
Keywordsネット依存
Outline of Annual Research Achievements

本研究は,ネット依存の要因とそのメカニズムについて,実証的に明らかにすることを目的としていた。平成29年度は,新たな調査を実施することができた。およそ700名の高校生から,回答を得ることができた。調査内容は,インターネット依存傾向尺度,SNSの利用状況及び利用目的,インターネットの利用状況及び利用目的から構成されていた。その結果,回答者の中で,インターネット依存傾向尺度で70点以上を示したものは,4.8%であった。中学生に実施された先行研究と比較すると高校生では,インターネット依存の傾向を示す者の割合が高いことが示された。そして,SNSの利用する目的が多い者ほど,また,利用する媒体が多い者ほど,インターネット依存が高い傾向にあることが示された。SNS上だけで知り合った相手とやりとりしている者は全体の約3割となっていた。SNS上で知り合った相手と実際に対面し,その後もやりとりを行ったことがある者は,約2割存在していた。これらの結果を,紀要論文として報告した。加えて,ネット依存の予防と改善に関する知見をまとめて,全国学会のシンポジウムで発表を行った。ネット依存のハイリスク群であると考えられる自閉スペクトラム症,ADHDを持つ児童生年とその家族に対するリテラシー向上を目指した取り組みについて,最新の知見と支援の具体的内容についての情報提供を行った。さらに,これまでの成果をさらに発展させるべく,次のデータ採集および分析方法について,計画を立てることができ,次年度に次の調査を実施する予定としている。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

新たな調査を実施することができたため。また,これまでの成果を踏まえて,次の調査の計画も立てることができたことから。

Strategy for Future Research Activity

次年度に,あらたな調査を実施する予定としている。また,これまでの研究成果の報告を行う。

Causes of Carryover

理由の一つに,人件費・謝金での支出を必要としなかったことがあげられる。来年度は,調査の実施準備や,データ解析などでの人件費として使用することを予定している。

  • Research Products

    (2 results)

All 2017

All Journal Article (1 results) Presentation (1 results)

  • [Journal Article] 高校生のインターネットのソーシャルネットワーキングサービス利用とインターネット依存傾向に関する調査報告2017

    • Author(s)
      濵田祥子・金子一史・小倉正義・岡安孝弘
    • Journal Title

      明治大学心理社会学研究

      Volume: 13 Pages: 91-100

  • [Presentation] 青年期までのネットリテラシー向上の取り組み2017

    • Author(s)
      吉川徹
    • Organizer
      第58回日本児童生年精神医学会総会

URL: 

Published: 2018-12-17  

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