2017 Fiscal Year Research-status Report
青少年の挫折経験に関する人間形成論的研究ー「生の語り」の分析からー
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16K04489
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Research Institution | Chuo University |
Principal Investigator |
鳥光 美緒子 中央大学, 文学部, 教授 (10155608)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野平 慎二 愛知教育大学, 教育学部, 教授 (50243530)
藤井 佳世 横浜国立大学, 教育学部, 准教授 (50454153)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 人間形成 / ビオグラフィー / ライフヒストリー |
Outline of Annual Research Achievements |
2017年8月11日に、2017年度第一回の研究会を広島大学東京オフィスにて行った。事例分析の検討(報告は木下、藤井、野平、鳥光)と合わせて、今年度の研究計画について討議した。なお、今年度は、昨年度、インタビュー調査が想定した以上に進展したため、その成果に対する評価を受けるため、研究計画を前倒しして以下の3つのシンポジウムを企画し実施した。 ① 2017年9月10日、教育思想史学会(於武庫川女子大学)で「人間形成論的ビオグラフィー研究の進め方ーインタビューから解読まで」を実施した。話題提供は藤井と鳥光、指定討論を藤川信雄(大阪大学)と森田伸子(元日本女子大学)に依頼し、司会を野平が担当した。 ② 2017年10月7日、中央大学多摩キャンパスにおいて、「人間形成されるとはどういうことかー事例に基づく検討ー」と題する公開シンポジウムを開催した。話題提供者は野平、藤井、指定討論はH.-Ch.コラー(ハンブルク大学)に依頼した。司会は鳥光が担当した。 ③ 10月15日、教育哲学会(於大阪大学)でラウンドテーブル「変容としての人間形成ー理論と経験の間」を行った。話題提供は、コラー、野平、指定討論は真壁宏幹(慶應義塾大学)に依頼し、司会は鳥光が担当した。 さらに、2018年2月22日から23日に、広島大学東京オフィスにおいて、第二回研究会を行った。事例分析(報告山田)の検討を行うと共に、合わせて、来年度の研究計画について、ドイツでの学会発表の予定を中心に討議した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
平成28年度中に、インタビュー調査が予定していた以上に進展し、事例分析のための検討会を前倒しで行うことができた。それを受けて今年度、平成29年度においては、平成30年度に予定していた、学会などにおける公開でのシンポジウム、コロキウムを前倒しで開催することができた。 その一方で、インタビュー調査が3件にとどまった。昨年度において、予想された以上に調査が進展していたため、研究計画の遂行に支障をもたらすものではないが、来年度、分析の結果次第で、必要に応じてさらに補足的な調査を実施する。
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Strategy for Future Research Activity |
すでに実施されたインタビュー事例の分析を進め、その結果を勘案しながら、必要に応じて、補足的なインタビュー調査を実施する。 なお、これまで、公開で評価を受ける機会については教育哲学研究者の範囲内で企画し、行ってきたのに対して、ビオグラフィー研究(ライフヒストリー研究)と人間形成に関心を持つ、教育社会学、社会学領域の研究者を交えた研究会を開催し、評価を受ける一方、人間形成論的ビオグラフィー研究の中心的な推進拠点であるドイツの教育学会で報告し、評価を受ける。
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Causes of Carryover |
今年度、予定していたほど、インタビュー調査を行わなかったことと関連している。次年度には、すでに実施済みのインタビュー調査の分析を進める一方、その結果をみて、必要であれば補足的な調査を実施する。 また、平成30年には、ドイツで9月に行われるDGfEのコンファレンスで報告をすることを予定している。この学会には、当初予定していた研究代表者、分担者の参加のみならず、連係研究者の参加をも予定していること、また、報告原稿の翻訳のためん謝金が必要であることなどから、前年度使用しなかった金額については、主としてそれらの費用にあてる。
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