2018 Fiscal Year Annual Research Report
Comparative study of modern history education formation in the global world
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16K04642
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Research Institution | Nagoya Management Junior College |
Principal Investigator |
武 小燕 名古屋経営短期大学, 子ども学科, 准教授 (00634578)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
近藤 孝弘 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (40242234)
小笠原 弘幸 九州大学, 人文科学研究院, 准教授 (40542626)
岡本 隆司 京都府立大学, 文学部, 教授 (70260742)
貴堂 嘉之 一橋大学, 大学院社会学研究科, 教授 (70262095)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 歴史教育 / グローバル / 伝統 / 近代化 / 学校教育 / 教科書 / 自国史 / 他国史 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は本科研の最終年度であり、研究調査の総括と出版に向けての取り組みを進めてきた。H30年11月に名古屋経営短期大学で研究会を開催し、各担当者に進展状況とそれぞれの総括を報告して頂いた上で、その後の展望について打合せをした。また1月上旬に、打ち合わせの結果を踏まえた出版用執筆レジュメを交換し、一冊の書籍として研究成果を社会に還元できるよう調整を行なってきた。特に執筆内容を歴史教育の草創期から今日までの長い期間とすることとした点が大きな変化である。これは、これまでの研究会で歴史教育のいかなる側面に焦点を当てるかを議論した際に、草創期の歴史教育が今日の歴史認識と関連しており、古い時代から今日までの歴史教育を一体的にとらえる必要があるとの認識から生じたものである。それにより連続と断絶がありながらも、研究対象である国々の近代的歴史教育の共通点とそれぞれの特徴を見出すことができるものと考えられる。 研究会のほか、代表ならびに分担者によりトルコ教育史関係の史料調査、中華民国教育史・教科書関係の史料調査が行われ、一次資料における充実が図られた。 これらの調査研究により著書5冊、論文2本、学会発表5件の成果を残すことができた。
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Research Products
(12 results)