2018 Fiscal Year Research-status Report
国語科教育におけるメディアを活用したマルチモーダル・リテラシー育成の研究
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16K04685
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Research Institution | Hyogo University of Teacher Education |
Principal Investigator |
羽田 潤 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 准教授 (90509788)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | マルチモーダル・リテラシー / ICT / 動画編集 / ドラマ制作 / 国語科 |
Outline of Annual Research Achievements |
改組前年度の教務委員ということもあり,研究計画の遂行に遅れが出てしまい,延長願いを出している。 マルチモーダル・リテラシー研究として,English &Media CentreのDoing Ads分析を中心に,学会発表1回,研究論文執筆3本を行ったが,マルチモーダル・リテラシーが国語の力にどのように寄与するのか,また,ICTのハード面,ソフト面は,それら学習にどのように寄与するのか,ということの検証のための作業が不十分であり,成果をまとめるに至っていない。 ICTについては,神戸新聞の「ことまど」等を単元に組み入れることを想定しているが,マルチモーダル・リテラシーの観点からいえば,自動でレイアウトが行われる「ことまど」が,マルチモーダル・リテラシー学習としてはやや効果を減じている点があるようにも考えている。同様に,ICTは,思考の効率化の面で使用される場合が多く,また,開発されているソフトもそのような観点のものが多い。 実際的には,動画の編集を動画ソフトで行う,といった,作業としてのICT使用がもっともリテラシーの向上に寄与すると考えており,テレビドラマ制作を取り入れた単元開発についても対象として考えている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
上述したように,1年間の延長願いを了承していただいた。計画の遂行に全力を傾けたい。
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Strategy for Future Research Activity |
7月までに検証のための作業を行う。授業を行う形での検証を考えている。その後,成果をまとめる作業に入る。
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Causes of Carryover |
2018年度について,改組前年度の教務委員ということもあり,改組関係作業に時間を費やしてしまい,研究に遅れが生じたため,1年間の延長を願い,2018年度の計画を2019年度に実施することにした。
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