2017 Fiscal Year Research-status Report
英語オーラルコミュニケーション能力伸長の可能性-語彙学習方略と反転授業に着目して
Project/Area Number |
16K04721
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Research Institution | Doshisha Women's College of Liberal Arts |
Principal Investigator |
若本 夏美 同志社女子大学, 表象文化学部, 教授 (50269768)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
今井 由美子 同志社女子大学, 表象文化学部, 助教 (70450038)
大塚 朝美 大阪女学院短期大学, 英語科, 専任講師 (80450039)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 反転授業 / オーラルコミュニケーション能力 / 学習者方略 / 学習スタイル / 語彙学習 / OPIc / MBTI |
Outline of Annual Research Achievements |
「英語オーラルコミュニケーション能力伸長の可能性」を日本の英語学習環境下で探求することが本プロジェクトの目的である。平成29年度は、前年度に引き続き日本国内における学習環境の特徴を検討し、反転授業、語彙学習、学習者方略を効果的に活用することにより以下に述べる研究を行った。(1)前年度(平成28年)の研究成果の検証(学会での口頭発表、論文としての公表)、(2) 前年度の検証を受けての計画を微調整(以下詳述)、(3a) 学習方略調査(61 項目からなる Revised SILLを利用しPre-testとして5月、Post-testとしてプルグラム終了後の1月に実施)、(3b) 学習スタイル調査(Myers-Briggs Type Indicator [MBTI] 日本語版 M を利用)、(3c) Speaking能力測定の実施(Speaking 能力を測定する OPIc テストをPre-testとして5月、Post-testとしてプログラム終了後の1月に実施)、(3d) 8週間のプログラム終了後に質問紙調査及び今年度はリフレクションエッセイを作成させた(質的データからの検討) 。
計画の微調整:前年度は語彙学習を基礎とするスピーキング練習の反転授業を個人で行う場合と協働学習で行う場合によって語彙能力、スピーキング能力、学習方略の変化の相違を検討した。平成29年度はこのフレームワークを維持しながら(1)反転授業における語彙リスト400語を一括で配布するのではなく50語ずつ8回、8週間に分割配布(自律的学習の促進)、(2)small talkの時間の延長(1分→1分30秒;定型的会話からより実際の会話への移行)、(3)自分に最適な語彙学習方略大学生になってからの語彙学習方略を模索するよう指導する(持続可能かつ自律的な英語学習の促進)、という微調整を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
計画は、学習スタイル調査以外はすべて完了している。学習スタイル調査は前年度同様日程の関係で全参加者に実施できてない。
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Strategy for Future Research Activity |
この2年間のまとめをしながら、補足的に平成30年度もデータ収集をする予定である。
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Causes of Carryover |
国際学会への発表申し込みをしたが残念ながら採択とならなかったため残額を次年度に繰り越しとした。
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Research Products
(2 results)