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2017 Fiscal Year Research-status Report

ESDの視点にもとづく小学校での森林環境教育の教材開発と授業プログラムの構築

Research Project

Project/Area Number 16K04757
Research InstitutionMie University

Principal Investigator

平山 大輔  三重大学, 教育学部, 准教授 (00448755)

Project Period (FY) 2016-04-01 – 2019-03-31
Keywords森林環境教育 / 生態系機能 / 小学校 / 授業 / 教員研修 / 二酸化炭素固定
Outline of Annual Research Achievements

平成29年度は、まず、樹木の二酸化炭素固定に関する体験型の授業プログラムについて、昨年度までに行った、三重大学教育学部附属小学校6年生33名を対象とした実践、三重県総合博物館の来館者(小学生11名および保護者)を対象とした実践、三重大学教育学部における教員養成課程(理科教育)の学生21名を対象とした実践、三重県の教員研修における学校教員30名を対象とした実践でのそれぞれのアンケート調査の回答を分析し、その有効性を検討した。どの実践においても概ね良い評価が得られており、小学生でも簡単に扱えるという点で、また、学校教員にとって授業が実施しやすいという点で、本研究で作成した授業プログラムは有効であると考えられた。また、樹木の生態や種子散布に関する体験型の授業プログラムを作成し、津市内の小学校1校の4年生および2年生(各3クラス、80名)を対象とした実践を、それぞれ10月と11月に行った。さらに、学校教員対象の研修講座として、昨年度までに引き続き、森林環境教育を学校で始めるための入門的講座を8月に開催し、三重県内の学校教員30名以上の参加を得た。講座では、森林環境教育の意義、内容等について解説した後、実際にどのようにすれば学校現場での森林環境教育を無理なく継続的な取り組みとして実施できるかについて、教科横断的な授業づくりの視点をもとに、実習形式での研修を行った。研修後にはアンケートを実施し、森林環境教育を学校現場で推進する上での課題を調査した。なお、上記の樹木二酸化炭素固定に関する授業プログラムの有効性に関する成果については、第129回日本森林学会大会(高知)において口頭発表を行った。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

昨年度に引き続き、小学校での森林環境教育の教材開発と授業プログラムの構築に関して、地域の学校、博物館、行政と良好な連携関係をもって当初の計画に沿った形で遂行できている上、得られた成果の公表(学会発表)も行うことができているため、おおむね順調に進展していると判断している。

Strategy for Future Research Activity

平成30年度には、校庭を活用したウォークラリー形式の森林環境教育の授業プログラムについて、津市内の小学校を対象とした実践を行い、効果を検証するとともに、教育現場に導入する上での課題を探る。また、前年度に引き続き、教員研修での実践を行い、受講者アンケートをもとに効果を検証するとともに改善を図る。さらに、前年度までに取り組んできた教科横断的な森林環境教育の有効性について、児童のアンケートへの回答等の詳細な分析にもとづき明らかにする。平成30年度は最終年度であるため、これまでの成果について論文を執筆・投稿するとともに、今後の展開について新たな研究推進体制を構築する。

Causes of Carryover

研究計画における、学校現場での授業プログラムの実践の内の1件が次年度に延期となり、それに合わせ研究計画を変更し、一部消耗品の購入を次年度に変更したため。平成30年度に当該実践を行う際に使用する。

  • Research Products

    (1 results)

All 2018

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 早見表を活用した樹木の二酸化炭素固定の授業実践―小学校での森林教育2018

    • Author(s)
      平山大輔
    • Organizer
      第129回日本森林学会大会

URL: 

Published: 2018-12-17  

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