2018 Fiscal Year Annual Research Report
Research on new multidisciplinary education at graduate schools in the world - how to teach transferable skill
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16K04762
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
河合 江理子 京都大学, 総合生存学館, 教授 (50729259)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山口 栄一 京都大学, 総合生存学館, 教授 (30367974)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | グローバルコミュニケーション / グローバル人材育成 / 移転可能のスキル / イノベーション / リーダーシップ教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、「新しい分野横断型大学院の研究-Transferable Skill (日本語で移転可能なスキル:以下TS)を如何に教育するか」をテーマに行ってきた。この研究事業の最終年度となる今期では、イギリスのBerne Institute のTransactional Analysis Seminarに参加し、実際に欧州で科学者が、どのように、移転可能なスキルを学んでいるかを調査した。ビジネススクールINSEADのチャン・キム教授とも共同研究を行い、その成果を2019年から始めた新しいリーダーシップのコースのカリキュラム作成に反映することができた。 グローバル人材のキャリア形成の研究者で「グローバル・コスモポリタン」という本の著者であるビジネススクールINSEADのリンダ・ブリム教授を招いて東京でセミナーを開催した。彼女と一緒に、グローバルに活躍する人材のキャリア形成における克服すべき課題を研究している。 研究成果はグローバルコスモポリタンシリーズとして、発信していく予定であるが、第1回はグローバルで活躍する人材の例として米国で起業し成功を納めた日本人女性のマインドセットについて論文として発表した。フランスのボルドー大学のエマニュエル・ソバージュ教授の異文化理解に関するセミナーを2018年6月に京都大学で開催した。 米国とフランス、スイスそして今年度は英国、韓国における大学関係者のインタビューを通して、各国のTS教育の内容が明らかになった。 現在研究者が所属する大学院では、TS教育、例えば、海外インターンシップ・PBR (Project Based Research)を通して、Global Leadershipなどの学生の行動特性(コンピテンシー)をインターン以前と以後と比較するなど、TS教育の効果の数値化しているが、数値の上でも明らかに我々のTS教育の有意義性が認められる。
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