2016 Fiscal Year Research-status Report
関西十二大学で模擬患者養成を標準化することは人的交流を可能にする
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16K04778
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Research Institution | Osaka City University |
Principal Investigator |
栩野 吉弘 大阪市立大学, 大学院医学研究科, 講師 (90382051)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森村 美奈 大阪市立大学, 大学院医学研究科, 准教授 (00364000)
首藤 太一 大阪市立大学, 大学院医学研究科, 教授 (20295687)
竹本 恭彦 大阪市立大学, 大学院医学研究科, 准教授 (20364002)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 模擬患者養成 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成28年度は各大学の教員担当者と模擬患者担当者でのミーティングを開始するために模擬患者養成を長年行ってきていることから取り組みが進んでいる奈良医大、和歌山医大、大阪大学、大阪市立大学の現状把握と担当者間の連携を開始しました。 具体的には第1回として平成28年9月15日に和歌山医大で担当教員と模擬患者代表を含む5名の模擬患者を交えてインタビューを行いました。当日は模擬患者養成の会が1時間あり、模擬患者養成の会から出席しました。模擬患者養成の現状の把握も併せて行うことができました。終了後にインタビューを1時間30分間ないました。事前に作成したインタビューガイドに沿ったインタビューを模擬患者代表と担当教員に対して行いICレコーダーでその内容を記録し、詳細な内容については後日に文字起こしの業者に依頼しました。文字起こしされたものについては現在解析を行っております。 第2回として平成28年12月1日に大阪大学医学部で担当教員と模擬患者代表を含む5名の模擬患者を交えてインタビューを行いました。当日は4年生の医療面接実習の見学に続いてインタビューを行いました。医療面接実習に参加することで実際に行割れている実習の内容も併せて把握できました。インタビューは第1回と同様のインタビューガイドに沿って行いました。インタビューの内容を文字に起こして現在解析中です。 他の施設については平成29年度に引き続いて担当者とミーティングおよびインタビューを行う予定です。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
先行施設についての調査は順調に進んでおり、インタビューも終了しています。解析に時間がかかっておりますが、おおむね順調に進んでいると考えています。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度は当初の予定通り他施設のSP参加型授業もしくは試験に参加することを計画していきます。ミーティングについては不定期になっているものの開催していく予定です。 問題点として、年度の変更に伴って教員担当者の変更が生じています。担当者が決定していない施設が存在しており、その調整が必要になっています。 先行施設間での平成29年度の交流について具体的な方策を立てていく予定です。
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Causes of Carryover |
模擬患者養成の会への参加と、担当教員および模擬患者代表を含む模擬患者へのインタビューに伴う旅費が必要です。札幌での医学教育学会での報告を想定しており旅費が必要です。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
平成29年度に模擬患者担当教員と模擬患者の旅費と人件費が想定されています。学会の出張も予定されております。他大学の授業や試験に際して謝金の必要性が見込まれています。追加の物品費として模擬患者養成の会のための物品も必要となります。
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