2020 Fiscal Year Research-status Report
次元論および距離空間の埋蔵問題から考察するcoarse幾何学の研究
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16K05160
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
小山 晃 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (40116158)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | coarse幾何 / 次元論 / 群作用 / コホモロジー次元論 |
Outline of Annual Research Achievements |
Corase幾何学、特に次元論に関連してコホモロジー次元論を取り入れるためにM. Levin (Ben Grion University, Israel) との共同研究をzoom meetingによって開始した。目標はcoarse幾何の群作用を展開し、coarse次元論との関わりを調べることにある。氏とは昨年10月から12月にかけ10回のミーティングを重ね、共通の問題と研究の進め方について議論を交わした。 このzoomを利用した共同研究を発展させるために、一般位相多様体およびp進整数体の位相空間への作用について研究を進めた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
上記のようにzoomを利用して共同研究を行ったが、意見交換、意思の疎通で難しいことがあり、予定の成果が上がらなかった。また、当初は最終年度の予定としてM. Levin氏よJ. Dydak教授 (University of Tenneesee, USA)を招聘して、小ワークショップを開催する予定であったがコロナ禍のため実現できなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
M. Levin氏よJ. Dydak教授 (University of Tenneesee, USA)を招聘して、小ワークショップを開催し、一程度の成果をまとめる予定である。昨年は未曾有のことで事前の準備ができず、流会になってしまったが本年度はzoomでの開催を含め準備を進めたい。また、M. Levin氏との共同研究を推進していく予定である。
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Causes of Carryover |
支出は主に人的交流、小ワークショップの開催に充てる予定であったが、コロナ禍で計画が頓挫したため。
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[Book] 位相空間論2021
Author(s)
小山晃
Total Pages
288
Publisher
森北出版
ISBN
978-4-627-07861-1