2021 Fiscal Year Research-status Report
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16K05170
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
岡田 靖則 千葉大学, 統合情報センター, 教授 (60224028)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | coupling方程式 / 代数解析 / 関数解析 / 局所凸空間 |
Outline of Annual Research Achievements |
正規型非線形偏微分方程式に対する coupling 方程式に関しても、Briot-Bouquet 型偏微分方程式で時間変数について複素解析的でないものに対応する coupling 方程式に関しても、考察を進め、既存の理論との関連を調査しているが、大きな進展は見られなかった。 関連する局所凸空間とその連続線形写像に関しては、ユークリッド空間の一般化平均値作用素の研究を行っていたが、これを論文の形で公表することができた。さらに、連続線形写像の応用として周期性をもつ境界値問題の代数解析的研究を行い超関数解を考察した。 以上に関連して、京大数理研のオンライン研究集会での成果発表を行い、また千葉大での研究集会を開催した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
論文発表という点では成果はあったが、コロナ禍で影響が長引いており、口頭発表の面で想定より遅れている。 文献参照による既存の理論との関連の調査はできたが、研究連絡をうまく進めることができず、coupling 方程式についての直接の成果が挙がらなかった。 これらを判断すると、遅れていると考えられる。
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Strategy for Future Research Activity |
正規型の coupling 方程式の関数解析および coupling 変換の代数解析、Briot-Bouquet 型の coupling 方程式の双方とも、ひきつづき理論の完成と成果発表を推し進める。 研究連絡や資料収集によって進めていき、国内では出張によって研究集会での講演による成果発表を目指すが、オンラインの研究連絡をより充実させる技術の向上も必要と考える。
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Causes of Carryover |
国内出張での成果発表を考えていたが、新型コロナウィルス関連のため研究集会のオンライン化が想定以上に長引いた。 資料収集を行ったが、ひきつづき資料収集と、可能な限り対面での研究連絡と成果発表を行いたい。
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Research Products
(2 results)