2019 Fiscal Year Annual Research Report
Constrained extremal problems on the search cost of Boolean values: Developing a method based on the capital-risk ratio
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16K05255
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Research Institution | Tokyo Metropolitan University |
Principal Investigator |
鈴木 登志雄 首都大学東京, 理学研究科, 准教授 (30235973)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
隈部 正博 放送大学, 教養学部, 教授 (70255173)
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Project Period (FY) |
2016-10-21 – 2020-03-31
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Keywords | 数学基礎論 / 数理論理学 / 計算可能性理論 / ゲーム理論 / 人工知能 / 命題論理 / 最適化問題 / ミニマックス定理 |
Outline of Annual Research Achievements |
2019年度は(a)成果のとりまとめ、(b)アウトリーチ活動、(c)新たな課題の整理という三つの目標に取り組んだ。 (a) 成果のとりまとめについては、プレプリントarXiv:1804.06601[cs.DS] (重水美香、宇佐美紘貴の2氏との共著)の投稿版について2019年12月に編集部から前向きな改訂の指示を受け、2020年1月に改訂版を投稿した。前年度末の今後の研究の推進方策(以下「前年度末方策」)5項目のうち(1)はこれを出版することであったが、その一歩手前まで到達した。また、通信路をもつAND-OR木について国際研究集会で発表したものの増補改訂版がSpringerの単行本に掲載され、2019年10月にオンライン出版された。これは前年度末方策(2)の達成である。さらにソロベイ還元と連続実関数についての共著プレプリントarXiv:1903.08625[math.LO] (2019) を改良したものは水澤氏が連絡著者として投稿し、前向きな改訂指示を受け改訂版を投稿した。これは前年度末方策(3)の達成である。 (b)アウトリーチ活動については2019年9月に日本応用数理学会年会で「正会員主催オーガナイズドセッション 応用論理学」を主催した。招待講演のほか、自らチュートリアル講演を担当した。このセッションでの講演を含め、国内学会で3件の講演を行った。これは前年度末方策(5)の達成である。 (c)新たな課題の整理については、水澤氏らと共著で投稿中の論文の続編となる研究について、隈部正博、宮部賢志 両氏と共同研究を行い、比例定数の極限がもつ性質について研究ノートをまとめた。これは前年度末方策(4)の達成である。
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