2018 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
16K05548
|
Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
藤原 正智 北海道大学, 地球環境科学研究院, 准教授 (00360941)
|
Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
|
Keywords | 火山噴火 / 気候変動 / 全球大気再解析データ / 地表気温 / 循環場 |
Outline of Annual Research Achievements |
全球大気再解析データについて、国際比較プロジェクトStratosphere-troposphere Processes And their Role in Climate (SPARC) Reanalysis Intercomparison Project(S-RIP)を主導する形で、ひきつづき比較検証作業を進めた。2018年6月には、米国BoulderにてS-RIP 2018 Chapter-lead Meetingを開催し、2018年10月には、京都でのSPARC General Assemblyに際して、S-RIP side meetingを開催し、S-RIP比較検証報告書の執筆および今後の活動について議論した。 火山噴火の大気循環場への影響を解析するためのデータセットを東京大学のPatrick Martineau博士と中国・精華大学のJonathon Wright博士とともに進め、このデータセットに関する論文を出版した(Martineau et al., 2018)。さらに、循環場の解析を開始した。 火山噴火の地表気温への影響の解析研究を完成させ、論文を執筆し、Atmospheric Chemistry and Physics誌に投稿した(Fujiwara et al., 2019)。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
地表気温データから火山噴火シグナルを取り出すにあたり、あらたな手法を開発する必要性が判明し、これに対応したため、循環場の解析の開始が遅れた。現在は、地表気温の解析は終了し、循環場の解析にとりかかっている。
|
Strategy for Future Research Activity |
循環場データの解析を進め、学会発表、論文発表をおこなう。
|
Causes of Carryover |
地表気温データから火山噴火シグナルを取り出すにあたり、あたらしい手法を開発する必要性が判明したため、学会発表、論文発表が当初計画よりも遅れたため。論文投稿料として使用する。
|
Research Products
(10 results)