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2017 Fiscal Year Research-status Report

複数台の移動ロボットによる不特定な侵入傾向の学習とそれに適応した最適警備システム

Research Project

Project/Area Number 16K06174
Research InstitutionUtsunomiya University

Principal Investigator

星野 智史  宇都宮大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (80431980)

Project Period (FY) 2016-04-01 – 2019-03-31
Keywords知能ロボット / 警備 / 自律移動
Outline of Annual Research Achievements

実機のロボットを導入した警備実験
平成28年度に構築した2つの警備手法を,実機のロボットへ適用した.そのため,車輪型移動ロボットを購入した.ロボットが自律的に警備を行うためには,自己位置同定・障害物回避用のセンサ,ならびに人を発見するセンサが必要となる.そのため,必要とされるセンサ類も購入した.ロボットには,センサを含め計測・制御用のノートPCを搭載し,SLAM(自己位置同定と環境地図作成)と人認識システムを開発した.そして,人が行き交いする実環境においても,ロボットが自ら人やその流れが集中する場所を特定し警備できることを示した.
さらに,実機のロボット1台による建物内廊下における警備も実施した.
複数台ロボットによる警備システムへの拡張
より広範囲の警備を実現するためには,複数台のロボットシステムへと拡張する必要がある.その際,どの警備タスクをどのロボットに実行させるかといったタスク割り当て問題を解決しなくてはならない.そこで,対象環境をロボットごとの警備領域に分割することで,本問題を解決した.そして,1~3の手順により,侵入傾向に基づいた領域分割を行った.1. ロボットの台数分だけ,確率の高いセルを親セルとして選択,2. その他のセルは,幾何学的に最も距離の近い親セルと領域を成すよう拡張,3. 領域拡張終了後,各領域の確率の総和が均等になるよう境界を調整する.
研究成果として,ロボット学会や計測自動制御学会での発表を行った.また,現在学術論文を投稿中である.

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

申請時の研究計画が十分に練られたものであり,かつ,研究遂行の上で必要な物品も全て購入できていることから,本研究課題は順調に発展している.

Strategy for Future Research Activity

今後は,実機のロボットを複数台投入した警備ロボットシステムを構築し,実環境での実験に取り組む.実機のシステムでは,ロボットが領域分割を行うため,サーバーと無線通信をしなくてはならない.そこで,安定した無線通信システムの構築が今後の研究を推進させる上での技術的な課題となる.

  • Research Products

    (4 results)

All 2017

All Presentation (4 results)

  • [Presentation] 隠れマルコフモデルを用いた進入者の目的地推定と移動ロボットによる警備2017

    • Author(s)
      千葉 潤一郎, 高橋 和希, 宇賀神 槙吾, 星野 智史
    • Organizer
      ロボティクス・メカトロニクス 講演会2017
  • [Presentation] プティカルフローをCNNへ用いることによる人物検出と動作認識2017

    • Author(s)
      新村恭平, 星野智史
    • Organizer
      第18回システムインテグレーション部門講演会
  • [Presentation] HMMによる訪問者の目的地推定に基づいたロボット警備システムの提案2017

    • Author(s)
      千葉潤一郎, 高橋和希, 星野智史
    • Organizer
      第18回システムインテグレーション部門講演会
  • [Presentation] 移動ロボットによる効率的な警備に向けた巡視意思決定手法2017

    • Author(s)
      星野智史, 宇賀神槙吾
    • Organizer
      日本ロボット学会 第35回 学術講演会

URL: 

Published: 2018-12-17  

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