2017 Fiscal Year Research-status Report
疾患胚モデルの生理機能マルチセンシングと成長診断システムの臨床応用
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16K06397
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| Research Institution | Hakodate National College of Technology |
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Principal Investigator |
森谷 健二 函館工業高等専門学校, 生産システム工学科, 教授 (90342435)
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| Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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| Keywords | ニワトリ胚 / 低酸素環境 / 体動 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
1）「不足しているニワトリ初期胚の生理機能マルチセンシング」
正常成長胚の体動パターン解析の実験例数が不足していたので追加実験を行った。これはH28年に計画されていたが、H28年は簡潔性低酸素環境制御システムの開発がメインとなったため、H29年に追加実験を行った。孵卵開始72時間から120時間までの正常成長と思われるニワトリ胚において通常孵卵環境下で胚を直接録画して、その録画画像から体動解析を行った。ただし、計測は8例について成功したが、絨毛尿膜の成長や胚のフレームアウトなどが原因で解析に適した画像は3例であったため、H30年度も追加実験を行うこととした。この成果についてはH30年前半にIIEAの国際会議で発表するとともにJIIAE論文誌に投稿する。
2）「低酸素環境下における疾患特有の体動パターン」
簡潔性低酸素システム（計画通りの酸素濃度制御±0.1[O2%],目標到達時間1 分以内を達成した）が完成したのでこのシステムを用いて1時間ごとに5分の簡潔性低酸素環境下における直接録画による体動解析を実施した。H29年度は計画通りにテンプレートマッチングの制度改善に取り組み、成長に伴い焦点が合わなくなった場合の自動焦点調節機能を実装(3Dプリンタによる自作)して解析制度を改善すること、テンプレートマッチングにおけるミスマッチ軽減のためキャノン法などの微分前処理の導入などの画像処理法の検討を行った。心臓初鼓動撮影の試みと多方向撮影からの体動解析精度向上の検討についてはH30年度に実施する。この成果についてはH30年度後半に発表・論文投稿(BMFSA英文誌を想定)を予定している
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
H29の進捗は「おおむね順調」だが、H28年度の簡潔性低酸素制御システム開発の遅れによる影響により以降の実験が遅れている。
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| Strategy for Future Research Activity |
■計画書に記した「データが予定通りに計測できない場合」に従って追加実験を行う
■多方向録画解析システムは今年度着手する。
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| Causes of Carryover |
現在投稿中の論文がアクセプトされた場合の「論文掲載料」として60,000円を予定していたが、審査が年度をまたいだためその費用をH30年度に持ち越すこととなった。採択されれば論文掲載料に使用する。採択されない場合、次の投稿論文の論文掲載料として計上する
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